アンリフィートの魔導教室:適正を測ろう
投稿スペースを落とす事にしました…ストックは書くので許してください!
「まぁ…魔法と魔術についてはこんな感じ。問題はクロトの適正よ?ちょっと待っててね…」
アンリはそう言って部屋の奥に消えていった。適正…つまりそれがなければその属性の魔導は扱えない、ということだろう。だが俺にはアンリの寵…加護がある。加護の効果はどれくらいあるのだろうか?
「はい、持ってきたわ」
そう言ってアンリは水晶玉を持ってきた。異世界小説でよく見るステータスがわかるやつだ。これに触れれば良いのだろうか…
「これに触ればいいのか?」
「そうよ。さっき出した自分のステータスよりずっと詳しいものが見えるの。でももっと慣れればこれくらい出せるようになるよ」
「じゃあ…」
触れて、念じてみる。するとホログラムみたいなのが浮かんだ。
<ステータス>
種族 人間
名前 風見黒斗
筋力B+ 魔力SS+ 体力B+
耐久B- 敏捷A
適正
魔法 火A+水SS+ 風S+土A 聖S 邪A+ 回復A-
魔術 熱A 氷S 雷S+ 重A+ 光S+ 闇EX
妨害S+ 状態異常S+
ユニークスキル
蛇神の遺護 EX
妖精女王の寵愛 EX
スキル
精神苦痛耐性 A+
寒冷耐性 D
魔法適正 C
<称号>
大蛇神の忘形見 異世界からの希人
妖精女王の愛し子
と、なっていた。全体的に高ステータス適正多数だった。それにしても体力とか筋力なんてのは縁遠いはずだったがBだった。二つの加護のおかげなのだろう。魔法と魔術の適正にあまり違いは無かった。魔法から魔術が作られた、という事らしいので、魔術は魔法から要素を抜き出した感じになっている様だ。
「闇がEXというのは…やっぱりそういう事なんだろうか…」
「クロトは仕方ないわよ!あんな経験したんだもの…適正は本人の人生と精神に因る事もあるから…」
「じゃあこの妨害と状態異常ってなんだ…」
「確かに妨害と状態異常高いわね…珍しいの。状態異常の適正は死霊魔術とか、黒魔術とか呪術とかそういったエリートが持ってたりするわよ。まぁ麻痺とか毒とかも含まれるけどね」
死霊魔術…黒魔術に呪術…悪側のイメージのものばかりだ…麻痺と毒…ん?麻痺と毒?
「これ大蛇の影響じゃないか…?蛇なんだから毒とか持つだろうし」
「…それもあり得るわね…」
まぁ、適正が多くて高いって事はきっと強いって事なんだろう…異世界小説のチート級能力だ。きっと。
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