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隠しスキルを手に入れた俺のうぬ惚れ人生  作者: うらたま
第1章《始まり》
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7話「インベントリ」

修正できたので投稿いたします

インベントリにしまっておいた皮の防具を身につけ、短剣を腰に身につける


武器は後払いでも良かったので1本銅貨15枚のヒールポーションも2つ買っておいたのだけれど、昨日みたいな無茶はせず

これを使わなくてはならない状況ならば、早々に切り上げて街に戻るようにと心に決めていた

あとの銅貨5枚は、昼飯用にとパンを買ってインベントリに突っ込んでおいた


「さぁて今日も100匹は倒すぞー」意気込んで歩き出した


門では昨日と同じ門番に

「よう、変な格好の兄さんか、今日はどこぞでのたれ死んでくんじゃねえぞ」と声をかけられるもんだから凄く恥ずかしい


まったく、1日でしっかりと顔を覚えられてしまったものだ


他の冒険者たちは森の方角ではなく山や平野のある方角へ向かっていく者がほとんどだ

薬草はあらゆるところに生えているので、金になるコボルトやゴブリンをメインに討伐に向かっているらしい


俺は森に入ると、早速スライムを見つけ慎重に間合いを詰める

もちろん周りの警戒も怠らない、なるべく音を立てないように1匹ずつ確実に仕留めていくことにする


明るい時間にそこまで警戒の必要など無いだろうとは思っていたのだけれど、弱者を狙った盗賊がいないとも限らないのだし

何より、常に警戒して動く癖を付けたかった

強敵と対峙した時に、うっかりでやられてしまっては後悔のしようもないのだから


なので最初の1時間ほどは、昨日の半分といったペースで狩りをしていた

「残念、最初の1匹目からはドロップアイテムが入手できなかったな…」


幸先良くスタートしたいものなのだが、そう上手くはいかないものである

次いで倒したスライムも何もドロップしない

「おーいマジかー、昨日は結構落としてくれたのになぁ」


しかし、慌ててもろくな事にならないだろうと慎重に慎重に、1匹ずつ仕留めていったのだけれど

1時間で15匹、ついにドロップアイテムは何一つ得られなかった

「もう!どうなってんだよ、入手しやすくなったんじゃないのかよ!」


イライラが募ってきた俺は、インベントリから水を取り出し一気に飲み干す

採取ポイントはいくつかあったのだけど、わずか数個のこと


薬草100個まではまだまだか…未だ70個…

インベントリをしげしげと見つめてため息をつく


「…あれ?そんなに持ってたっけ?たしか50個」

よく見れば討伐の証である【スライムの核】も昨日全てギルドに渡したはずなのに15個しっかりとここにある


まさかと思い、1匹のスライムを見つけスパッと一刀両断するとインベントリ内の薬草とスライムの核が1つずつ増えていた


「入手しやすく…なったな」

昨日は倒して拾ってを繰り返していたのだけど、屈むのが意外と体力を使い後半は若干腰が重いほどになっていたのだった


勝手に入手してくれるのなら俺は倒す事に専念すれば良い、なんてやりやすいんだ!と意気込んで狩りを続けた


慣れてくればそれなりに素早い行動も取れるようになっていったので、日が完全に登りきった頃には7、80匹のスライムを倒し青い採取ポイントも20ほど発見していたのだった


「うーん…まだレベル上がんないなぁ」

最初は10体目で、次は35体目で、そして100体を倒した時にレベルは4になっていた


そう考えると次は200かもう少し倒さなくていけないのだろうか


レベルが5の倍数の時、職業に合わせたスキルが得られる

最初に得られるスキルはランダムなのだが、それがその人に最も合っているスキルなのだと言われている

しかしその後得られるスキルは職業によって決まったものらしく、3つのスキル(レベル10)を持ちようやく一人前だと教えられた


せっかくこのような世界に来ているのだからレベルも上げ安全に生活がしたい

倒せるかどうかのギリギリの戦闘はゲームの中だけで十分なのだから


インベントリから水と昼ご飯を取り出して休憩にしながら、この先のことを考えていた


いつまで冒険者をするのか、一生を魔物退治などで過ごすのか

やはりインベントリを隠しておくべきなのか、そもそもどんな世界なのかもよくわかっていない

そうだな…突然戦争に巻き込まれるかもしれない


しかし飯が美味い塩加減も絶妙だ、ここ数年いや生まれて初めてこれだけの運動をしているのだから美味さも倍増だ

そういえば購入する時には冒険者に一番人気の飯だとも聞いていた

これだけの味なのに、特別な効果も付いていてこれで銅貨5枚は格安だ


「あぁ美味かった、さて1時間は取得経験値増加だったな

本当は食べてすぐに運動はダメなんだろうけど頑張ってくるか…」


よっこいせっ、といった感じで重い腰をあげると先程までの戦闘の感覚を思い出すかのように短剣を一振り

「よし、行くか」


時限イベントをこなすかのような動きで次から次へと目標(スライム)へ向かって行く

何倍の経験値なのかもわからない、もしかしたらわずか1.1倍程度なのかもしれない


だけれどそれでも早めに低レベルを脱して少しでも安心しておきたかった俺は最弱と言われるモンスターに対して真剣になっているのだった


ちょうど1時間経っただろうかという頃にようやく次のレベルに上がった

そして俺はようやく【アイテム生成・初級】を覚えることができた

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