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隠しスキルを手に入れた俺のうぬ惚れ人生  作者: うらたま
第2章《精霊王》
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11話「四大精霊ノーム」

「やぁやぁ…よく来たねぇ、お客さまは何百年ぶりかなぁ」


見た感じ小さい少年、小太りの少年、それがノーム

開口一番ノームが語り出す


読者の(みな)、大変申し訳ない

俺自身こいつののっそりぬったり口調には着いていけないのだ!

さっさと略してしまうぞ!


君たちは強い、いつなんどきでも2階3階に強い敵を置いているのに、それらを倒してくるなんて

よっぽど武芸者でなければ不可能だと


「なぁピルスル、あのウサギ知らなかったよな?」

「う、む…いつも潜る時はレギと同じ【召喚士】のラグが大量の蝶を使い魔物や通路を把握しとったからの…」


なるほど、避けまくってた結果たまたま会わなかったのか、まぁ迷路だしな

しかし、レギとラグか…似た様な名前の召喚士がいるものだなぁ


「ところ…でぇ、今日はいったい…何の用なんだいぃ?」


おぉっと油断した!ノームが喋りかけたぞ

ここは俺の特技【ダイレクトにお伝え】の出番だな


まずは、ピルスルが気になっていた東の大陸の動向について聞いていたんだが

地上に動きは感じられないけれど、精霊たちは何かしようとしているらしいのだと


そこに俺が、ソフィアとイフリートの話をしたのだけれど

ここが結構面倒くさそうで、確かに東の大陸に【大精霊ソフィア】が存在し、【四大精霊イフリート】も、ついこの間までおなじ(ダンジョン)にいたと言うのだ

ちなみに大精霊は四大精霊じゃないのか聞いたら、四大精霊は4つの元素を守護する大精霊のことで、大精霊は様々な役割を持って存在している、と


俺はどう見ても年下にしか見えないノームに色々と教えてもらっていたのだった


じゃあ、なぜイフリートがこちらの大陸に来たのかを聞いたのだけど、さすがにわからないと、だけど

イフリートが行動し始めてから、各地で急速に魔素が減少しているものだから

きっと、魔素を集めて何か恐ろしいことを企んでいるんじゃないかという事だった


「うーん…そうだとぼく困るなぁ…」ノームが悩んでいた


俺たちになんとかできないものかと、ノームは守ることが主で戦闘は得手ではないのだそうだ

だからこそ戦を生き延びたのかもしれないのだが

そうは言っても俺たちもイフリートとの戦力差は重々承知している


「まぁ、今のままでは勝つことは無理じゃろうな」とピルスル

「だったらぁ…レベル上げてくぅ?」


は?なんか、とんでもないこと言ったぞこいつ


「ぼくのぉ、魔力ならぁ…うーん…10…くらいかなぁ?

なにか得意な魔法とか…あるぅ?」


え?どういう事ですかノーム様

ここでレベル上げさせてくれるのですか?しかも10??

一気に上位職になれちゃうんですけど大丈夫ですか??


この際だから力を全部貸すよ、という事なので俺たちは戸惑いながらも承諾したのだった


「じゃあ…いくよー」

目の前に現れるのは【エレメンタル(風)】

風属性は火属性に弱い、面倒なので30体くらい一気に出してもらい、焔の矢で攻撃する

このペースだと三時間かかると言うもんだから

なにか一気にできないものかと、全体化をイメージしながら青い矢を2度目のエンチャントし1束の碧炎の矢ができた


[碧炎の矢:攻撃力15、爆炎25、炎がしばらく(とど)まり続け範囲の敵に継続ダメージを与える]

青い矢の強化版だな、どうも俺のエンチャントでは攻撃力以外のものが上がりやすいようだ


あとはひたすら召喚してもらい炎に飛び込んでもらう簡単な作業だった

ん?なんか想像したら変だって?


だって直接経験値を送りつけようとするとノームの想いが強く入り込むそうなのだもの

自然に取り込まれる量を自然に吸収するのが、やっぱり一番らしい


こうして、俺たちは全員レベル27、8まで上がったのだった


「じゃあ…おやすみぃ…」

疲れてノームは長い眠りについてしまった…



いいのかノームよ!

俺たちをこんなに信用してしまって!

心配だぞ四大精霊!

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