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隠しスキルを手に入れた俺のうぬ惚れ人生  作者: うらたま
第7章《ふたつの人生》
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11話「新領地と言語」

神の望みが何なのかはわからないが、行動から推察するにこの世界の再生なのではないかと聖龍は考えていた


だからこそ他種族と敵対したりするつもりもなく

龍族というのは穏やかな性格をしているのだろうか?


明らかに敵意を向けていた種族は以前の精霊くらいなものだ

それに、もしかしたら人族が一番狡猾なのかもしれないな…


今から龍達はどうするのか聞くと、前回同様に新領域へ出向き

こちらに害意のある者がいないかを確認するのだと言う


「向こうの世界は龍っていないんだよな?」

「おそらく・・・な」


だったら逆に向こうが恐怖してしまって、それこそ友好関係なんて築けないんじゃないのか?

きっと魔王も最初はそうだったんじゃないか…


また今度会ったときにでも聞いてみたいものだ

龍にいいようにやられていたりしてな


「う・・・む、悪いことをしておったようじゃの・・・」

「シュウ、集めたから片付けちゃってよ!」

ミドが向こうで叫んでいる

山のように積まれたドロップアイテムに隠れて姿は見えないのだけれど


「じゃあ、あっちの領域には俺たちで様子を見に行くからな

まぁ心配しなくても話が本当なら悪いようにはならないだろ」

この世界のことも大体わかってきた、向こうにいる種族にも説明をすれば通じるんじゃないだろうか


それに、魔王とだって会話できているんだし

意外にも言葉が通じるかもしれないしな


「異世界言語だと思ってたけど、これってもしかして日本の言葉だったりしないよな…?」

「日本・・・我の生まれた領地がそんな名であった・・・懐かしい名前だな・・・」


もう確定じゃん!ここ地球じゃん!

誰だよ異世界とか言ってたの

「そっかー、じゃあ早く世界を良くしなきゃな!」


聖龍も『頼む』とだけ言って海に潜り地底へと姿を消していた


「よっしゃ、インベントリにしまったら良いアイテムないか確認だな!」

「そろっと魔物も出てくるやろで気をつけてな」

もうそんな時間なのか


片っ端から収納しまくってたんだけど、案の定魔物が湧いてきて俺たちはヒィヒィ言いながら戦っていたのだった


「聖龍さんカムバーック!!」

結局日暮れまで戦闘と収納を同時進行しており、半分ほどのドロップアイテムが回収できないまま王都へ戻ることになってしまったのだった…

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