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隠しスキルを手に入れた俺のうぬ惚れ人生  作者: うらたま
第6章《勇者》
173/192

21話「御都合主義」

しばらくはダンジョン用のアイテムに困ることは無くなった

それどころか、倒した魔物のおかげで魔素ポイントも10万以上増えていたのだ

そして一番の収穫がコレ


「スキルの書5つもあったぞ!」

どれもレアマークは付いていないものの、スキルは貴重である

せっかくだしミドとローズにも残してやりたい


ピノと話し、今は一人一つ使おうということにになった


[強化:素材を用いアイテムの強化を行うことができる、特殊なスキルと組み合わせると素材以外からも強化が可能となる]

まず俺の手に入れたスキルだ


きっと合成可能なのだろうと思い、試しに駆け出し冒険者達が落としていった長剣二本を取り出してみると

案の定合成確認画面が出て長剣(+1)が完成するのだった


【魔素変換が組み合わせ対象スキルです、運が良いですねマスター】

超感覚さんが教えてくれたので試しにやってみたら魔素ポイント200を消費して長剣(+1)は長剣(+2)になっていた


「すごい有用なスキルじゃないか?!」

【物によって消費魔素ポイントも変わるので万能というわけではないですね

ちなみにポーションにも使えますよ】


ここに来て良いスキルに出会えた、(アイオーンのせいで)失ったスキルは多いけれど

新たな出会いに感謝せねば…


さてピノはというと、

[AGI+50%]


…ごめん、俺が選んだのが失敗だった

きっとピノにはアジリティに好かれる何かがあるのだろう


ただでさえ俊敏性重視のピノがどんどん強化されていく…

「もう速さでは誰もピノに敵わないな…」

「夜はシュウの方がすごく早いけどね」


あ、ちょっと怒ってらっしゃる

あとで残った書もピノに使うことにしよう…

一階層に二人がいるはずもなく、俺たちは二階層へ

スピリット種を魔法で倒していき、第三階層へ


アンデットには火属性の剣で、バイパーには風が弱点の魔物が多いようだ

ピノは属性を使い分けながら器用に敵を倒していく


第四階層にならさすがに二人もいるだろうと思ったのだがなかなか見つからない

毒の効果や弱点属性を突いて三階層同様にピノは攻略していく


珠兎(ミト)のような非常に素速い魔物も、ピノの速さの前では形無しであった


「余裕ね、もっと強くても良いかも」

そう言っているピノ、八連撃がいつのまにか十二連撃へと進化していたのだった


「その剣今にも折れそうなのに凄いな、それだけピノの攻撃が正確だってことだろ?」

「へへへ…ありがと」

照れるピノ


やはり上位種にもなるとピノの攻撃では倒れてくれない魔物も多い

そこで俺は魔素ポイントを使い、剣の強化を行う事にする

【51000ポイントを消費し、細剣シェルタンを細剣シェルタン(+7)にします】


え?+5とかほとんど失敗するじゃん、いきなり+7とか大丈夫なの?

【問題ございません、超感覚を信じてください】


なんとビックリの成功率100%

出来上がった剣は特殊効果も追加されていた

聞けば(+7)になると武器に隠された力が解放されるのだそうだ


[細剣シェルタン(+7):攻撃力30(+53)、《解放》AGI+100%]


こうしてピノの必殺技は、今や二十四連撃へと進化していたのだった…


弱点属性と毒を加えたその二十四連撃は

厄災と(から)め手から名前を付けられ

その後、《カラミティエンド》と名付けられる事になったのだった


「超速ぇ…」


ーーーーーーーーーーーー


基本武器攻撃力83

属性強化値50(ただし風・土は65)

指輪効果26

毒攻撃(極)

弱点属性ダメージ1.5倍

24回攻撃


単純計算5000超え+猛毒24回


ーーーーーーーーーーーー


そして恐ろしいのは

必殺技と言いながら、これがピノの通常攻撃である点なのだった…

今日は越前ガニの解禁ですね

今からワクワクです

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