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隠しスキルを手に入れた俺のうぬ惚れ人生  作者: うらたま
第6章《勇者》
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1話「ダンジョン経営」

「なになに…基本は魔素ポイントでダンジョン内にアイテムを生み出すことができる

良いアイテムを生み出そうとすると、必然的に魔素の量も多くなり強い魔物が現れやすい」


「ちなみに私たち精霊は魔素なんて呼んでないけどね」

俺のダンジョン受付を請け負ってくれた精霊

彼女はまだ生まれたてで人の赤ん坊くらいの大きさである

先程初めて会ったというのに少し偉そうな感じもあるが、色々と教えてくれるので非常に助かる


名前を聞いたら、俺が名付け親になるようアイオーンから言われているらしく

とても悩んでしまう


「ふわふわな髪をしてますし、ワッフルとかどうでしょう?」

ピノが悩んでいる俺に助け舟を出してくれる


「そうだな、ワッフルでいいんじゃないか?」

腕を抱えて空を仰ぐ精霊、なんだ?気に入らないのか?

「そうね、私はパールシュガーの付いたサクフワな方が好きだけどまぁいいわ」


「あ、やっぱワッフルやめるわね」

気に入ったのか気に入らないのかわからない精霊の態度が嫌だったらしく、ピノはうす暗い表情を見せ別の名前を告げる


「あなたはシネレア…そうボトリティス・シネレアよ

甘々な精霊にはピッタリの名前でしょう…」

ピノがほくそ笑む


俺も特に否定する理由もないのでピノの意見で決まってしまった

「シネレアかぁ、なんかカッコいいから気に入った」

まんざらでも無い精霊


そしてダンジョン作成の説明に入ったのだ


「魔素ポイントを貯める方法は3通り…」

⑴ダンジョン内で冒険者がやられる事で一定値のHPとMPを奪い取り魔素へ変換します

⑵外部から直接魔素を取り込みます

⑶魔物を倒す事で経験値の一部を魔素ポイントに変換します


「2番目は基本どんなアイテムでも良いの

当然レアアイテムの方が魔素は濃いし特殊な効果をダンジョンに齎す事もあるかもしれないって言ってたわ」

つまり…最悪魔素ポイントが無くなったら、俺が討伐か直接アイテムを入手してポイントに変換しなきゃいけないのか


「あとはー、外部からのアイテムを出現させたいときは最初に全部放り込んでおいてね

大精霊だと空間収納に入れておくだけでダンジョンとつながって便利らしいのだけど

あんた人間でしょ?

初級ダンジョンなら一日に1000もあれば運営可能ね、アイオーン様のダンジョンなんて放っておいても毎日10万近くの魔素が貯まっていくらしいわよ

まぁあんたじゃ無理ね」


全く一言多い精霊である


「なんだか楽しそうね、私もちょっとやってみたいかも…」

ピノも一緒になって聞いているもんだから携わりたくてウズウズしている


「まぁ二人でゆっくり作っていこうよ」

本当に作りたいのはダンジョンよりピノとの絆なのだけど

まぁせっかく任されたものを放置するのも偲びない


「あとはイメージで、魔素ポイントを消費しながらダンジョンの構造や魔物やアイテムの調整ってところね」

シネレアの説明は大雑把ではあるが、とにかくやってみなければわからないのだから今はこれで良いだろう

また詳しく聞くことにしよう


「じゃあ手始めにターゲットの層を決めなきゃな」

俺は二人にどうしたいか聞いてみた

「ターゲットの層?」

なにそれ?といった感じのピノ


「そんなの決めるん?」

なんで?とまで言うシネレア


いやいや、初心者を相手にするのか上級者を相手にするのかで作るダンジョンは全く違うだろう

それに女性冒険者用もあっても良いかもしれない

ダンジョン内にお菓子で釣る事もできるじゃないか


「あ、それ面白いな」

俺は、一人で勝手に納得して勝手に話を進めている


まぁそんなに難しく考える必要もなさそうだ、色々試行錯誤してやっていけば良いのだから


そうして出来上がった最初のダンジョンは、なんとも普通でない異質なダンジョンであった


[女性orカップル限定、ダンジョン内ケーキ食べ放題ダンジョン]

試験運転という事で、料金はたったの銅貨1枚

魔物にやられたら終了の全一階層

ケーキが出現なんてどうやると良いものかと思ったが、インベントリにある材料とイメージだけでそれらしいものが出来たので驚きだ


味はというと、やっぱりピノの作った方が美味しい

ちなみに魔物を倒すと確率でケーキが出てくる仕組みなのでバランスも良いらしく

特に細かい設定をする必要もなく運転が開始されるのだった


「適正レベル10で期間限定だよー、飲み物は自分で用意してねー」

食べ放題、持ち帰り自由

魔物が倒されれば倒されるほど俺の魔素ポイントやインベントリのアイテムは減っていくが、3日間限定で行なっているので十分余裕はある


そう思っていたのだが、どこから噂を聞きつけたのか王都から長蛇の列ができており

予定していた最終日には材料の粉や砂糖が底を尽きて急遽買い出しに向かうのだった


卵は魔物からのドロップアイテムがまだまだあるから大丈夫!


【運営報告 魔素P-5800、残10700】

【収入銅貨6555枚】

【取得アイテム飲料や薬草ほか1238アイテム】

【銅貨3枚から5枚が適正との意見が多数】

【甘さ控えめにしてほしいとの意見有り】

【以上です】

超感覚さんが報告書を読む人になってる

まぁ便利だからいいか


じゃあ次は何しよっかなーなんて考えて、俺はピノの事を後回しにしているのだった

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