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隠しスキルを手に入れた俺のうぬ惚れ人生  作者: うらたま
第5章《ひとつの結末》
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第5章完結 25話「冒険者達の導き手」

アイオーンは突然とんでもない一言を発する


「大型アップデートをしたいんだが、シュウにも手伝ってもらえないだろうか」

どうやら、金銭的にも魔素量的にも余裕はあるのだが

冒険者達のレベルも頭打ちになり、生産職の者も少ないせいか武具の開発も進まない


最初はダンジョンに挑戦する若者も大勢いたのだが、欲が薄れてきたのか最近は安定した職や日雇いの職につく若者が多いのだそうだ


そこで俺に助けを乞いに来たってわけなのだが


「そんなもの口で言ってもなかなか伝わるもんじゃ無いだろうが」

冒険とはこうハラハラしたり喜びを分かち合ったりするものだ

決してこの世界のダンジョンが悪いわけではないのだが、よく言えば安全

裏を返せばスリルに欠けるんだよな


だからと言って安全性を欠いてはそれはもはや遊びでは済まなくなる


誰もこんなダンジョンには潜りたがらなくなるだろう


「じゃあ王都の近くのダンジョンあげるからシュウが自分で管理してみてよ」

アイオーンも全く意味のわからないことを言い出す

俺は人族だ、そう言われても魔素の流れやダンジョンの管理の仕方など何も知らないのだから


「それなら簡単、ちょっとシュウの中のスキル貰うよ」

パッと光って身体が急に重くなったように感じると、また別の力によって不思議な感覚に包まれる

「大丈夫?シュウ」

ピノも心配してくれる


「どう?なんとなく見えそう?」


俺の周りに不思議な空気の流れが見え、それは俺自身からも溢れてくる

これが魔素なのだと、そして俺を擬似的な精霊へと変化させたのだと言う


「どんな理論だよ?!」

「いやさ、人も精霊も似たようなものなんだよ

体内でエネルギーを作って動いてるじゃない?私たち精霊は同じように体内で魔素を作り出してエネルギーとしているんだ」


つまりそのエネルギーを強制的に魔素に変換し取り込む仕組みを俺の中に作ったらしい

「変な感覚だ…」

「すぐ慣れるって」


俺の力ならある程度のダンジョンは簡単に作れるらしいが、まだ慣れない内はアイオーンが時々見に来ると言っていた


「俺は冒険者なんだぞ…?」

すでにアイオーンは飛び去った

ピノも困惑していたが、まぁずっとダンジョンにいなくても受付には別の精霊を付けてくれるそうなので

今まで通り旅をしていても問題ないらしいのだ


しかし…


スキルごっそり持って行きやがったなあいつ…


ーーーーーーーーーーーー

シュウ レベル40 ダンジョンマスター

最大HP 503(+4000)

最大MP 128(+260)

魔素P 16500

STR 82(+82)

DEX 59

VIT 82(+30)

AGI 97

INT 50(+64)

LUK 25


ヒスイの紋章

[体力強化(中)][防御力強化(中)]

アイテム作成《初級》

鑑定

HP 補正+100% 自動回復

EX インベントリ

EX 超感覚

EX 魔素変換

EX ダンジョンマスター

ーーーーーーーーーーーー

《追伸、スキル少しは残しておいてあげたわよ感謝してよね

ちなみにインベントリってなんなの?

私の力でも消せないだなんて本当にあんた何者なの?》

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