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隠しスキルを手に入れた俺のうぬ惚れ人生  作者: うらたま
第4章《それぞれの戦い》
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27話「気になる存在」

さぁ帰ろうか、という頃


フードで身を隠した数名に待ち伏せをされておた

別に襲われたわけではない、超感覚さんが教えてくれたのだ


【迂回をオススメ、複数名の視線を感じます】

迂回し隠れて様子を見ればこちらを探すその姿が見えたのだった


超感覚さんの言う通りにその内の一名を捉え裏道で尋問を行う

「で?なんの用だ?」

俺は剣を突きつけて問い詰める


なかなか口を割らないのでしびれを切らし、キルディアがフードを剥いだのだが

その姿は未来でよく見ていた受付の姿、獣人族の女性だった


「大方皇帝の差し金なんだろうが、そこまで邪魔をされるのなら俺たちは直接施設の破壊を目論んでもいいのだぞ?」

俺は試しに脅しをかけてみる


だが獣人は誤解だと言わんばかりの発言をする

「ち、違っ…ジーク様は本当に星の未来を案じていらっしゃる!」


なぜこんな事をしたのかはわからないが、監視を付けるように言われていたらしいのだ


まぁそれだったらリドラで飛び去った瞬間から追いつくのは無理なのだろうが


この後どうするつもりだったのか聞くが、特に何もないらしい

俺たちを見張って報告する、超感覚さんの見解も同じだった


念のため獣人の顎を持ち上げ、顔をぐっと近づけ再度威圧しておいた

「まぁそれなら構わんが、危害を加えようものならこちらも強硬手段をとるかも知れんからな」

【マスター、その行為は危険です

ハラスメントで訴えられる可能性を感じます】

うるせぇよ…


コクコクと頷く獣人、だったらもう放って置くことにしよう

「いいのか…?」

いいんだよキルディア、余計な面倒は増やしたくない


街から出てリドラに乗ると、背後からまたも気配が感じられる

「お連れ様…」

俺達は獣人の気配を感じながら、東の大陸を後にするのだった


少し飛んで、海にさしかかろうというところで超感覚がまたも何かを察知している

【海面に注意してください】


え?この辺は…リヴァイアサンがいた場所かな?

ふと水面を眺めていると突如飛んでくる水弾

「うぉっ?!」


なにしやがるリヴァイアサン!お前の怒りを買った覚えは無いぞ!

ゆっくり水面に近く


「なんだよリヴァイアサン!何か用でもあるのか?」

俺は水面に向かって話しかける


水面はポコポコとあぶくが立ち、徐々に龍のその巨体を露わにするのだった


「なんだ・・・我のことを知っておるのか・・・」

そうだよ!それよりなんで急に攻撃するんだ!

なんて、ちょっと怒りそうになってしまった


ただ、自分と同じ力を感じたから気になったというだけの事だった

話をしたら以前会った時よりも全然良いやつで、俺の話を真剣に聴いてくれたどころか

力をくれるとまで言ってくれたのだ


「久しぶりに人間と話をして楽しかったぞ」

【水龍の宝玉を入手】

【合成先が複数選択できます、オススメを表示します】

【アイリスの強化、皇帝の強化、真焰魔剣キルディクスの強化】


そしてリヴァイアサンは再び海の底へ帰っていったのだった


えーっと…怪しいのが一個含まれているけれど、とりあえず魔剣は十分強いのだし

「アイリスの強化で使うか」

「え?何のことです?」


俺の突然の発言にアイリスがキョトンとする

超感覚は俺にしか聴こえていないようだからついウッカリしてしまう


宝玉を手渡しアイリスに力になってもらうよう念じてもらう


新たな力を得たアイリスは、どうやらスキルと魔力を得た様だった

「こんな貴重なもの…良いのですか?」


さぁ?それは超感覚に聞いてみてほしいところだ

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