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隠しスキルを手に入れた俺のうぬ惚れ人生  作者: うらたま
第4章《それぞれの戦い》
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19話「星の命を奪う施設」

「未来の話を教えてくれるか?今回の会談の目的は一体なんなのだ、精霊王は一体なにを考えている…」


さて困った、どう説明するべきか

「そういえばこの時代にはアーティファクトがあるんだろ?

どういうものなんだ?」


元凶となったアーティファクトの存在、まずはそれの話をしようと思ったのだが

「アーティファクトとはなんだ?」


そうか、遺物だのアーティファクトだの呼ばれるのは未来の話か

「えっと…エルフの技術で作られていて人々の生活を豊かにするものって聞いたな」


『あぁそれならば…』と一つの小さな箱を取り出す

実はこれ、遠く離れた者との通信を行う為のものらしい

他にも映像を映し出したり、夜でも火を使わずに明るく照らしたり

食べ物を温める事もできるらしい


「最近は街の中心に巨大な設備を作り、世界中に灯りやこういった道具を使えるようにする計画もあるって聞いたな」

「えぇ、帝国で研究されているそうですね」


なにかどれも聞いたことのあるような機械ばかりだ

もしかしなくても精霊王アイオーンは、その施設の計画をやめて欲しいのだろうな…


俺は簡単に説明をした

おそらくその影響で世界中の魔素が枯渇し死の大地になるであろうこと

アイオーンの話を聞き入れてもらえず、あまつさえ両国で戦を行い、アーティファクトを兵器としたこと

そこからアイオーンの暴走とも言える行動が始まり


今後エルフと巨人が消え、聖龍とアイオーンが勇者によって消され


魔素が減衰する世界が向こう100年続いていること


そして、すでに状況は変えられないところまで来ていたことを語るのだった…


「だったらこの会談で王達を説得できれば良いのだな」ピルスルはそう聞きかえす


それはそうだが、アーティファクトを捨てる決断ができるのか…

悩んでいても仕方ないだろう、とにかく王の元へ向かうのが良いのだろうか


「この道具ってそんなに危険だったんだぁ」

アイリスが呟く


どうなんだろうな、俺も龍と精霊から話を聞いただけだから

詳しくなんかないのだから、その怖さはわからないな

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