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アンファンタジーな少年の異世界冒険譚  作者: ほまれ
成り上がりの主人公編
8/47

#7 差別?

お読みいただきありがとうございます。

下手な文章ですが、少しでもお楽しみいただけると幸いです。

鑑定士が説明する。

「私たちが読めるのは、名前とレベル、職業、才能の名前までです。

本人であれば、職業や才能の説明、才能に伴う5種類のスキル、

スキルの効果やスキルによって修得できるアーツやスペル、

それぞれのレベルが読めると思います。

また、同じ才能の名前であっても、

説明や習得できるスキルやアーツは人によって異なります。

詳しい説明は後程ありますが、すべての情報を公開するのはお勧めできません。」

分かった。

正直、そんな説明よりいろいろと聞きたいことはある。

しかし、一つだけはっきりせねばならない。

「名前や才能、スキルとかレベルを確認するのは、あの痛いのをまたやるの?」

鑑定士はニヤッと笑う。

まじか。嫌な予感しかしない。

「魔無しでなければ、一度鑑定を受けると自由にステータス画面が出せるようになります。特殊スキルの欄にステータスオープンが加わるのです。しかし、魔無しのあなたはそれができない。」

くそ、やっぱりか。

鑑定士は続ける。

「でも、大丈夫。

目を閉じてステータスオープンと心で唱えれば、

今のステータスが分かると思いますよ。

痛い思いしなくてすみます。よかったですね。」

鑑定士は良い笑顔だ。殴りたい。

やっぱり、こいつ楽しんでやがるな。

「魔無しに対して、差別はあるのですか?」

鑑定士は驚いた顔をした。

「昔はあったみたいですが、今は全くないですよ。

むしろ、障害の一つとしてバリアフリーが進められています。

どこかそう思うことがありましたか?」

お前の態度だよ。

でも、障害の一つか。確かに一万人に一人は少なくないよな。

はぁ、なんか姫様成分が足りない。

姫様は、勇者(笑)こと金髪イケメンに取られたんだった。

慌てて姫様を探す。

いた。

黒髪のところだ。

黒髪は、僕と同じように鑑定紙を押し付けられている。

うわー、痛がっているな。

あれ、ほんとに痛いよな。

姫様は、痛がる黒髪の様子を少しも意に介さない様子だ。

そんなドSな姫様もかわいい。

特に僕に怒っていたわけじゃなかったのか。

結果が出たようだ。

姫様の周りにいる鑑定士たちが騒然となる。

誰かが叫んだ。

「魔剣士だ。」

「闇魔法も持っているぞ。」

「邪神の手先だ。」

兵士たちが一斉に黒髪を取り押さえた。

次回は、翌10時に更新予定です。

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