第3話 ちなみに、俺のこの能力は元の世界から元々あったものだからな
自己紹介します、、、七海秋歩です。よろしくお願いします。
「お、落ち着きましたか?」
「はい、すみませんでした。」
夜羽と杏奈のステータスを見て盛大に取り乱していたイラが申し訳なさ一杯に謝罪をする。
「そ、それにしてもなんですか?あのステータスは?」
「いや、だから知らないよ」
「そうじゃなくて、スキルですよ、スキル」
そう言ってイラ固有スキルの欄を指差す。
「あぁ、そっちか、俺の『神王の司書』の方は読んだり見たりした創作物の能力を得るって能力だ」
要はアニメや漫画で出てくる魔法や特殊能力が使い放題ということだ。チートが過ぎるな。
「?魔導書とかの能力が読むだけで手に入るって事ですか?」
「いや、違──ああ、まぁそういう事だ」
この世界には創作本という文化が無いだろう。まぁ、それだったら仕方ないな。
「つ、強すぎますよ。異世界人でもこれ程の能力を持った人は中々いませんよ」
「ちなみに、俺のこの能力は元の世界から元々あったものだからな」
「「はぁぁぁぁぁ!?」」
うん。まぁ、そういう反応だよな。
「俺の事はもういいから、杏奈の固有スキルはどんなものなんだ?」
「もういいって……はぁ、後でしっかり話を聞くからね」
「うっ、……はい。」
「私の『死神の女王』はなんか死神っぽいこもが出来るって、感じかな。」
「大雑把すぎるだろ!」
「自分でも分からないんだよー。夜羽は元の世界でも使えたから分かったかもしれないけど!」
かなり、高圧的に皮肉を言われたが、スルーしよう。なんかもう傷つくことしかしなさそうだし。
「実際に使ってみたらわかるよな、うん、そうだな。」
明後日の方向を向きながらそう言ったから杏奈の顔は見えないが、視線だけで後頭部が焼けそうだ。これが『死神の女王』の能力か。うん、話題を変えよう。
「夜羽、さっきの元の世界でも能力が使えたとかいう話、しっかりときかせてもらうわよ」
この後、杏奈──ついでにイラによる詰問が長い時間にわたり始まった。
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「じゃあ、夜羽さんの他にも後六人も凄い人がいるんですか?」
「あぁ、そうだよ。」
「ふーん、じゃあ、あの教室に入ってすぐ毎朝凝りもせず叫んでたやつって……」
「そうだよ。能力を使ってたんだよ、言霊って能力を。まぁ、名前的に分かると思うが言ったことが本当になるってやつだ。」
「へー、ちゃんと仕事やってたのね、でも、夜羽『今宵も、世界が平和だ』なんて、今宵じゃなくて『今日も』にすれば効果が長かったんじゃない?」
ニヤニヤしながら言ってきやがった。いや、だってやっぱ俺も男だし、どうせ言わなきゃいけないならカッコイイほつがいいし、今日より今宵の方がカッコイイし、、
「うるせぇ、もういいだろ!そんなこと!」
完全に杏奈にしてやられた。こうゆうときは全力で話を逸らすのが一番だ。うん、そうしよう。
「イラ、俺達はこれから何をすればいいんだ?」
「あ、はい。これからお二人にはウェルズを探しながらレベルアップをしてもらいたいと思います。」
「ん?ウェルズの場所は分かってないの?」
「すみません、分かっていません。」
どうやら結構まだまだ異世界にいないといけないようだ。となると色々と準備しなければいけないな。
「イラ、取り敢えず俺達にはまだ一般常識が足りない。教えてくれないか?」
「はいっ。分かりました!!!」
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小休憩終了
イラによるとこの世界のお金の単位は銭貨、銅貨、銀貨、金貨、白金貨と言うらしい。銭貨100枚で銅貨1枚と言うふうに、次の貨幣に行くためにはその前の貨幣100枚が必要になるみたいだ。銅貨1枚で日本円で100円くらいみたいだ。
人間の他にも異世界にはお馴染みの獣人や海人などの人間の姿をした動物もいるようだ。絶対獣耳っ娘王国には行こう。全身全霊で夜羽は決意を固めた。
他にも奴隷やダンジョンなど異世界に定番とも言えるものは大体あるみたいだ。
「うん、ありがとう、イラ。これで旅に出られるよ。」
「いえ、勝手にお呼びしたのは私達の方ですしそんな……」
「それでも、ありがとう、行ってくる」
「行ってきます。イラさん」
夜羽と杏奈はイラに別れの言葉を告げて城を後にするのだっ──
「何言ってるんですか?私も一緒に行きますよ。」
「──」
「「は?」」
フリーズしてしまった。しかし、よく考えれば異世界同士を繋げるほどの力を持つイラが着いてこないわけがない。
夜羽と杏奈──とイラは王様に別れを告げ城を後にするのだった。
『死神の女王』、、、かっ、、かっこいい
ひとりよがり




