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見過ぎ令嬢は賭けの対象にされている  作者: もも野はち助


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33/35

33.見過ぎ令嬢は賭けの対象にされていた

【ご案内】

こちらが最終話になります。

この後の二話は【★登場人物紹介★】と、【★騎士団の設定★】です。

(※番外編とかではありません。不要な方は読み飛ばしてくださいねー)


 父親の勧めで中庭を散策することになったクラウディアたちだが、先ほどから隣のフロリスが押し黙っているので、非常に気まずい思いをしていた。


 どうやら第二騎士団の詰所で立ち聞きしてしまった内容は、あくまでも会話をしていた団員たちの推察だったようで実際は違うらしい。

 だが、クラウディアが団員たちの賭けの対象にされていたことは事実である。

 彼らの会話内容のどこまでが事実で、どこまでが推察なのか判断ができないクラウディアは、今の状態に困惑していた。


 同時に先ほどの自分の発言が、酷くフロリスを傷つけてしまったのではないかと不安を抱く。

 もしフロリスが心からクラウディアとの婚約を望んでいた場合、先ほどの言葉は真剣に婚約を望んでくれていた彼の気持ちを踏みにじるような内容となる。

 現に一言も発しないフロリスが静かに怒っているように見えたクラウディアは、罪悪感から涙目になり、うつむいた。


 すると、隣を歩いていたフロリスが急に立ち止まる。

 それに合わせてクラウディアも慌てて歩みを止めると、まだ険しい表情のままの彼がやっと口を開く。


「ええと、その……どうやってクラウディア嬢の勘違いを正せばいいのか、先ほどから必死に考えているのだけれど。まず君が、どんな勘違いをしているのかが分からないから訂正のしようがないんだよね……。とりあえず詰所で耳にしたという僕の話を教えてくれるかな?」


 どうやらフロリスが押し黙っていたのは怒りからではなく、クラウディアの勘違いをどうやって正そうか考えていただけのようだ。

 そのことに安堵した彼女は、詰所で聞いた話をフロリスに全て話した。

 すると彼は、ますます困惑した表情で眉間に皺を刻む。


「どうしたら、そんな解釈になるんだ……? クラウディア嬢、もしかしてその会話をしていたのは若い団員だった?」

「そう、だと思います。フロリス様のことを『先輩』と呼んでいたので」

「あー……だからかぁ。もし僕よりも年次が上の人だったら、兄の性格をよく知っているから絶対にそんな解釈はしないもんなぁー」


 ガクリと肩を落としながらフロリスが口にした言葉にクラウディアが不思議そうに首をかしげる。


「どういうことでしょうか?」

「えっと……まず兄がリグルスに移住したがっている理由が、第二王女殿下へ婿入りしたいからというのは本当の話だよ。でも兄の場合、父に反対されようが母に泣きつかれようが、二人を振り切ってでも隣国へ行ってしまうような性格なんだよね……」


 その話にクラウディアは唖然とした表情を浮かべる。


「フ、フロリス様のお兄様なのに!?」

「うん……。皆、僕を通して兄の性格を想像するみたいなんだけれど、僕たち兄弟は真逆の性格をしているんだ。確かクラウディア嬢は、一カ月前にグランツ殿下と会っているよね?」

「は、はい。兄に届け物をした際にお会いして、キレイな包み紙のキャンディーを三つもいただきました。とても美味しかったです」


 聞いていもいない飴の感想まで報告されたフロリスが、思わず噴き出す。


「そ、そうなんだ。今度グランツ殿下にそのキャンディーを取り扱っているお店を聞いておくね。で、その殿下を基準に想像してほしいのだけれど……僕の兄って殿下以上に豪快で行動的な性格をしているんだよね……」


 ガクリと肩を落とすフロリスからオルフィスがどういう人間なのか、なんとなく察してしまう。

 すると、急に真面目な顔つきをしたフロリスがジッと見つめてきた。


「だから僕が兄のために退団しようとしているという状況にはならない。兄は家を捨ててでも自分の意志を優先させて、隣国に行くような人だから……。それ以前にガイルズ団長が『一カ月以内に中央貴族の令嬢と婚約しなければ退団を認めない』という条件を出したという話が、一番おかしな部分なんだよね……」


 そう言って盛大に溜め息をつく。

 だがクラウディアは、その部分を裏づけるような情報を兄に確認済みな状態で持っていた。


「では、なぜ団員の方々は、わたくしとフロリス様の婚約がどうなるか賭けをなさっていたのでしょうか……。それは騎士団長様がフロリス様の退団を許可するにあたって、なんらかの条件を出されたことを皆様がご存じだったからですよね?」


 すると、フロリスが何ともバツの悪そうな表情をしながら肩をすくめる。


「あー……うん。確かにガイルズ団長からは『婚約をしなければ退団は許可しない』とは言われたよ? でもそれは中央貴族の令嬢なら誰でもいいという話ではなくて、婚約相手がクラウディア嬢限定で出された条件なんだ」


 そんな説明を受けたクラウディアだが、どうも話が理解できず小首をかしげる。

 すると、その反応を目にしたフロリスが苦笑した。


「今までクラウディア嬢は、団員たちが君が僕に落とされるかどうかを面白がって賭けを行っていると思っていなかった?」


 まさにその通りだったのでクラウディアは、ゆっくりと頷いた。

 すると、フロリスが気まずそうに真相を口にする。


「違うよ。皆が面白がっていたのは、三年間も婚約の申し出を言い出せなかった僕が、一カ月以内に君と婚約できるかどうかだったんだ……。要するに皆が賭けの対象にして面白がっていたのは君ではなく、僕なんだよ……」


 そこまで語ると、フロリスは盛大な溜め息をつく。


「まぁ、それを楽しんでいたのは先輩たちだけで、後輩たちは変に湾曲した解釈をしていたのは、今日初めて知ったのだけれど……」

「す、すみません! わたくしも完全にその話を信じてしまいました……」

「うん。そうだよね……。実は僕がさっきから引っかかっているのは、その部分なんだ」


 落胆するように小さく息を吐いた彼は、ゆっくりとクラウディアを見据える。


「これでも交際期間中は全力でクラウディア嬢に好意を示すように接してきたつもりだったんだけど……どうして、その話を信じてしまったの?」


 そう口にしたフロリスは、どこか寂しげな笑みを浮かべていた。

 その様子から、やはり自分は彼を傷つけてしまったのだとクラウディアは罪悪感を抱く。


「ほ、本当に申し訳ございません! ですが……三年間も見つめることしかできなかった憧れの男性に突然、婚約を前提に交際を申し込まれるなんて……。わたくしにとっては奇跡としかいいようがないほどの出来事だったのです……」

「だから僕が交際を申し込んだのは、他になにか別の理由があると思ってしまったの?」

「…………」


 フロリスにしては厳しめな言い方だったので、クラウディアは押し黙ってしまう。


「ごめんね。責めているわけではないんだ。でも、どうして君にそう思われてしまったのか……納得できない。だから勘違いしてしまった理由を教えてくれないかな?」

「その……一番の理由は、フロリス様は三年間わたくしに見つめ続けられていたことをご存じなのに、なぜ今さら交際を申し込まれたのかが、ずっと引っかかっておりまして……」


 クラウディアが言いづらそうに伝えると、フロリスが考えこむように眉間を摘まむ。


「そっか……。確かにそう思ってしまう気持ちは分かるよ。でも、そのことにも一応、理由があるんだ。実は……婚約の申し入れに関しては、僕は君が成人するまで待っていたんだよ」

「成人……。な、なぜでしょうか?」

「だって成人前に申し込んでしまうと、婚約期間が長くなってしまうから……。自分で言うのもなんだけれど、僕はかなり若い令嬢たちに人気があるようだからね。そうなると、まだ婚約期間中だからと言って君に嫌がらせをしてくる令嬢が出てくると思って……。でも成人後であれば、早々に挙式の準備に取り掛かれるし、それでも問題があったら、花嫁修業と称して君をシエル領に連れ帰ってしまえばいいと思ったんだ」


 先ほどもそうだが、あまりにも大胆なフロリスの計画にクラウディアは唖然とする。

 だが、その大胆な計には致命的な欠陥があることに彼女は、気づいていた。


「ですがフロリス様のお母様は、わたくしとの婚約に反対されているのではないのですか? それなのにわたくしが突然お邪魔したら不快な思いをさせてしまうかと……」

「えっと、なぜ母が反対しているって思ってしまったの?」

「さ、先ほど王都に戻られるのが遅くなってしまったのは、お母様がなかなか折れてくれなかったと……」

「ああー! そういうことか! 違う違う! まぁ、母がなかなか承諾してくれなかったのは本当なのだけど……その理由は僕が実家に帰るのにあと三カ月は欲しいと頼んだからなんだ」

「で、ではお母様は早くフロリス様に戻ってきてほしくて、なかなか承諾してくれなかったと?」

「ええと、正確に言えば僕じゃなくて……クラウディア嬢を連れ帰るのが遅くなることを渋られたというか……」


 その話にまたしてもクラウディアが驚きの声をあげる。


「ええっ!? わ、わたくし、フロリス様のお母様とは面識がないはずなのですが!?」

「実は……三カ月ほど前に兄の件で母が僕に相談しに王都に来ていたんだ。その時、たまたま参加した夜会に君も参加していたらしくて……。周囲から息子である僕のことを三年間も見つめ続けている令嬢がいるって聞いて、興味を持ったらしい」


 その話にクラウディアは顔が一瞬で真っ赤になる。


「それでどんな令嬢か君のことを確認したらしいんだけど、僕の母は昔から小さくて可愛い物に目がなくて……。クラウディア嬢を目にしたら、一瞬で気に入ったみたいで。それからは、かなりの頻度で『早く婚約の申し入れをしろ』って手紙が僕のところに届くようになったんだ……」


 あまりにも予想外な話にクラウディアはポカンと口を開けてしまう。


「ちょうどその一か月後に兄が護衛している第二王女殿下の帰国が半年後に早まってしまって……。兄が年内中に隣国に移住すると言い出したから、慌てた両親がすぐに家に戻れと言ってきたんだけど、その時に母から一緒にクラウディア嬢も連れてこいと懇願されて……」

「そ、それで婚約を前提に交際をと、わたくしに?」

「いや、それはまた別件で……。さっきも軽く伝えたけれど、一カ月以内にクラウディア嬢と婚約ができなければ退団を許可しないとガイルズ団長に言われたのは本当なんだ」

「なぜ騎士団長様は、そのようなことを……」


 すると、なぜかフロリスは気まずそうに目を泳がせる。


「その……この三年間、僕が君に対して敢えてアプローチをしていないことにガイルズ団長は、相当ヤキモキしていたらしくて。一時的な退団だとしても『どうせなら当たって砕けてから退団しろ!』って言われちゃって……」

「そ、それで一カ月以内に婚約ができなければ退団は許可しないという話に?」

「うん……。でもまさか後輩たちの間で、そんな解釈をされていたとは思わなくて……。しかも、それをクラウディア嬢が偶然聞いて勘違いしてしまうとか、どれだけ間が悪いんだ……」

「す、すみません……。変な方向に勘違いしてしまって……」

「いや、僕も僅か一カ月で婚約するかどうか決めてほしいって無茶な申し出をしたから、お互い様だよ」


 そういって二人は互いに反省し合う。


「それでも、どうして君がそこまで後輩たちの話を信じてしまったのか、未だに納得できないんだよね。交際期間中の僕は、かなりわかりやすく君に好意を示す言動を多発していたと思うのだけれど……」


 すると、クラウディアが気まずそうにうつむく。


「クラウディア嬢は、僕の接し方はあまり心に響かなかった?」

「そ、そんなことはないです!! 交際を申し込まれた際は気絶してしまうほど嬉しかったし、お花やこの髪飾りをいただいた時は永遠に眺め続けられると思いましたし。あ……頭を撫でれらた時など一生このままでいたいと……」

「そうだよね……。クラウディア嬢は、すぐ表情に出るから今ドキドキしてくれているなっていうのは、非常にわかりやすかったのだけれど。それでも僕が全力で行った愛情表現では、後輩たちの会話内容を覆すまでには至らなかったんだよね?」

「そ、それは……」


 腑に落ちないという様子のフロリスにクラウディアは、その理由を思い切って打ち明ける。


「そ、その……フロリス様のわたくしに対する接し方は、小さな子供を愛でるような感覚ではないかと思ってしまって……」


 その瞬間、フロリスが驚くように大きく目を見開く。

 そしてすぐに後悔するように天を仰いだ。


「うわぁー……そうか。そういうことか! ガツガツ行きすぎたら君を怖がらせちゃうと思って、なるべく紳士的な振る舞いに徹したんだけれど……それがかえって裏目にでちゃってたのか!」


 なぜか一人で納得しているフロリスにクラウディアが困惑の色を見せる。


「もしかして……交際中の僕って幼子を愛でているような接し方になってた?」

「は、はい。キャンディーをくださったグランツ殿下に頭を撫でられた時と同じ感じがいたしました……」

「待って。あの人、君の頭を撫でたの?」

「はい……」

「あー……。あの人も母と一緒で小さくで可愛い物好きだからなぁ」


 そう言いながら、なぜかフロリスもクラウディアの頭を撫ではじめる。


「まぁ、クラウディア嬢は小さくて可愛いから、つい頭を撫でたくなってしまうんだよね……」

「そ、そんなことは―――」


 クラウディアが謙遜しようとすると、なぜか頭を撫でていたフロリスの手がスッと顎のほうへと滑り落ちてきた。


「でも……それ以上のことをしてもいいのであれば、僕はいくらでもしたよ?」


 そのまま軽く顎を持ち上げられたクラウディアは、強制的にフロリスの目線に焦点を合わせさせられる。

 先ほどまで穏やかな光を宿していた彼の瞳は、いつの間にか熱を孕んだものに変わっていた。


「腰に手を回したり、髪や頬にたくさん触れたり、ギュッと抱きしめたり……」


 そう言ってフロリスは、自身の額をクラウディアの額に押し当てる。


「たとえば、このまま口づけをしてしまったり……」


 その言葉を聞いた瞬間、クラウディアは分かりやすいくらいに体を強張らせる。


「この一カ月間、手を繋いだり、頭を撫でるだけじゃ満足できないことは多々あったよ?」


 あまりにも近い距離感に緊張が頂点に達してしまったクラウディアは、口をパクパクさせる。


「それでもクラウディア嬢は、僕が君のことを小さな子供扱いしていると感じるの?」

「あ、あの……その……」


 息がかかるほどの近さで囁かれた彼女は、耳まで真っ赤になってしまう。


「今すぐここで……そうじゃないって証明してみせようか?」


 そう言って額を離したフロリスは口を少しだけ半開きにさせ、角度を変えて顔を近づけてくる。

 その瞬間、クラウディアは覚悟するように赤い顔のまま、瞳と唇をギュッと閉じた。


 だが次の瞬間、唇にではなく額のほうに柔らかい感触が訪れる。

 驚いて目を開くと、苦笑を浮かべたフロリスがゆっくりと額から唇を離していくところだった。


「期待させてしまって、ごめんね? でも今はまだ婚約前だから……この続きは君のお父上からサインをもらってから、たくさんしようね!」

「~~~~~~~~っ」


 にっこりしながら意地の悪いことを口にする彼に、クラウディアが小さく唸る。

 そんな彼女を宥めるようにフロリスは、彼女の手を優しく取る。


「それじゃあ、一刻も早く君のお父上にサインをしてもらおうか!」

「……はい」


 いいように手のひらの上で転がされてしまったクラウディアが、やや恨めしそうにフロリスに見やる。

 すると、苦笑を浮かべた彼がポツリと一言こぼした。


「もうさっきみたいにお父上のサインを中断させたりしないでね」


 その表情にどこか寂しげな雰囲気を感じたクラウディアは、先ほど自分が咄嗟にとった行動が酷く彼を不安にさせてしまったことに、ようやく気づく。


 フロリスも同じなのだ。

 交際期間中の一カ月間、クラウディアにどう思われているのか分からない状態で、必死に距離を縮めようとしてくれていたのだから。

 その気持ちに応えるように、クラウディアは取られている手にそっと力を込める。


「はい! 父にはしっかりとサインをしていただきます!」


 力強く返答する彼女にフロリスは愛おしそうな目をしながら、微笑んだ。

以上で『見過ぎ令嬢は賭けの対象にされている』は完結となります。

この後、辺境領にいった彼女のポンコツぶりとかフロリス視点の話とか書けそうですが……。

ちょっと今作は、作者が信じられないほど大苦戦してしまったので、それらを書くとしても一度寝かせようと思います。(^_^;)


こんな大迷走しまくりで執筆した作品に最後までおつき合いいただき、本当にありがとうございました!

この後の二話は連載中に乗せていた【★登場人物紹介★】と【★騎士団設定★】になります。

ご興味ある方や読み返しされる方は、ご活用ください。


あと毎度おなじみの作品の【あとがき】も別枠で投稿しておきます。

8割が、執筆に大苦戦したという愚痴ですが(苦笑)

ご興味ある方は、以下のURLよりどうぞ!

https://ncode.syosetu.com/n0517gu/17


連載中にご感想とブクマ、いいね&リアクションボタンを押してくださった方々、本当にありがとうございました!

もう今作はあまりにも大苦戦しすぎて最初から最後まで半泣きで執筆していたので、とても救われました……。(T▽T)

評価ボタンを開放後に押してくださった方々にも大感謝!

最後まで諦めないで書き切った努力が報われた感じです……。

本当にありがとうございました!

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瞬殺された断罪劇の後、殿下、
あなたを希望します


  ISBN:9784434361166
 発行日:2025年7月25日
 お値段:定価1,430円(10%税込)
 出版社:アルファポリス
レーベル:レジーナブックス

★鈍感スパダリ王子✕表情が乏しい令嬢★
この二人のジレジレ展開ラブコメ作品です。

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― 新着の感想 ―
完結お疲れ様でした! 自信ないって仰ってましたが、めっちゃ面白かったですよー!! 特に第三騎士団が出てきてからは、恋と事件の両面の情報に翻弄され、おどおどしながらも肝心な場面ではしっかり立ち向かうラデ…
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