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五十五話

あーしはしぃちゃん。人生エンジョイ系ギャルだお♡


今はあるじくんの元を離れてバイクに乗ってさあ敵本拠へ…ってところで[ただちー]に捕まっちゃったの。


バイクの後ろで腕組んであっち行けこっち行けと指示されるのはもう慣れっこ。


だけど言ってることは正論だし、敵は全部倒してくれるしであーしはとしては万々歳的な?


まぁ楽が出来るのはいいんだけど、たまにあーしのおっぱいを揉んでくるのは止めて欲しい…


これあるじくんのなんだけど?みたいな感じで言ったら


「野良犬如きにこの程よい弾力と大きさを独占させるのは世界の損失じゃ」


とか何とか言われた。


えー?あーしはそんな胸の大きさに自信は無いけど、あるじくんに触られるなら『かかってこい、世界!』的な精神なんですけど。


むしろ触って欲しい的な?


その嫌がらせも段々エスカレートしてきて敵が右に居たら右乳を、左に居たら左乳を…って感じで…はぁ…


「ただちー、あーしのおっぱいで曲がる指示出すの止めてくれないー?」


「クックックッ…良かろう?減るもんでも無し。妾はお主の乳と仲良くなりたい故のう。」


「意味不なんですけど~。てかあーし達はこんな風にずっとフラフラする感じぃ~?どっか目指したりとかはないの~?」


「今はこれで良い。そろそろ魚が掛かる頃じゃろうて…ーークク、来たのう。」


ただちーの宣言と共に敵さん登場!的な?


「この狼藉者めッ!多くの兵を手に掛けた報い受けさせてくれよう!」


「あ、やっちゃん(ノブヤス)に突き落とされた人じゃん!」


「ぐぬぬ…あれは油断していただけだ!我が青龍偃月刀の錆びにしてくれよう!」


「えっと、関羽だっけ?ただちー、どうする?」



「妾が相手してくれよう。そうだの…うぬはそっちの雑魚共を相手しよれ。」


「うへぇ…なんか従者っぽいのがいっぱい…五分ちょうだい。」


「ふむ…ならば妾は三分で十分よ。勢い余って殺すなよ?」


「だいじょぶだいじょぶ!手加減くらいなら出来るし!」


雷切(ばちばち)モード〉発動…


ふぅ…よしーー


一息に飛び従者のど真ん中に到着!


後ろから右周りに一人ずつ雷を纏った手足で制圧!


おっと、横槍が来たねー。


その程度の腕じゃあーしには届かないっしょ、出直して来てねー!


むむ、二人くらい強そうなのが混ざってるねー。こりゃちょっと苦戦しそう。


「ふふふ、小娘がこの孫堅を前に中々やりおる…!夏侯惇よ、お主に譲ってやろうか?」


「クク…おぬしは侮りすぎだ。見た目に惑わされていてはそれまでよ。名のある武人と見た。私は夏侯惇…さぁ、来るが良い!」


「ちぃーす。んじゃ遠慮…なくーー!」


細いおっさんとゴツいおっさんが何か楽しそうに話してる。


やる気ならチャチャッと終わらせーー速い?!


嘘でしょ、雷切モードに着いて来れるってどんだけだし!んもぉ、怒った!


あーしは雷切モードの時、身体に纏わり付く雷を操ることが出来る。


例えば身体から切り離したり、刀や槍、弓なんかにも自在に形を変えることが出来るんだ。


「ぬぅっ!やるな、お主の名を聞かせて貰おうか?」


「へっへ~ん!あーしに勝てたらねー!」


カコウトンとかいうゴツいおっさんがピョンピョン跳ねてあーしの刀の振りを器用に避ける。


んー、強さは馬超より上…

そこにいる関羽より下くらいかなー?


あーし、歴史は全然知らないけど劉備三兄弟とか馬超、趙雲、孔明くらいなら知ってるよー。


あとそーそー?と呂布も居たか!


何をしたのかまでは知らないけど。


まぁ多分勝てるっしょ。


なーんて軽い気持ちじゃダメだけど、あーしの限界はまだまだ先にある。


右、左と振るわれる槍を避けて反撃を返す。


上から下、斜め右から左へ…


徐々に速度を上げていくと対応しきれずカコウトンは崩れる。


足を掛けて引き倒して首元に刀を宛がう。


はい、あーしの勝ちィ!


「降参…する?」


「あぁ…俺の敗けだ。命だけは助けてくれないか?無様ではあるが俺は生き残りたい…!」


「いいよぉ!あーしの部下にしてもらえる様にあるじくんに取り次いであげるぅー♡」


これはあーし直々の部下にしなくちゃダメっぽい。馬超もついでにあるじくんに頼んでみるかな?


「心遣い痛み入る…」


さてカコウトンはやっつけた!次次ぃー!



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