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十六話

昇王戦当日、目標の七十%はクリア出来た。

あとは試合に挑むだけ…なのだが…ーーー


結果から言おう。


圧勝過ぎて特に話す事がないのだ。

マルの攻撃部隊が敵の拠点に飛び付き、一気に蹴散らして相手の王を捕らえた。


対戦相手のフロイドというイギリス人男性だが、贅沢ばかりし過ぎて何も準備をしていなかった。


そんな無能、要らないと処分しようとしたんだが、彼の従者達に懇願され処分は止めた。


従者達もそこそこ有能だったので貰い受け、負けた王は能力を失うらしくフロイドには馬番をさせて、あとは食事をこちらで提供することになった。


フロイドの召喚能力は〈海賊〉だった。

どうやら王それぞれで召喚能力は違うらしく俺はガチャだが、フロイドはガチャなど回していないという。


リストがあり、その中から選択し召喚ポイントを商品して召喚するという物らしい。


なんかズルい…!



フロイドが召喚したのは全部で五人。

うち二名は聞いたこともない奴らだった。


スティード・ボネットとチャールズ・ヴェインだって。知らないなぁ。


それから一般海賊兵士が五十名。


残りの三名…

ジョン・ラカム

メアリー・リード

アン・ボニーといった有名所が揃っている。

それなりの戦力があったから贅沢をして過ごしていたらしい。


彼の拠点は中型船だった。

陸の上を自走する不思議な船なのだが、前述の通りマルが奇襲して壊滅した。


それなりに人望は有ったらしくジョン、メアリー、アン以外の者は馬番へ志願してきた。


馬出近くに小屋を設けそこに住ませる事にした。


ある程度信用の置けるようになるまで情報封鎖やジョン達に会わせないことも決める。



フロイドは苦笑しながらもそれらに従うと頷いた。

牢屋に入れなかっただけ感謝してほしい。


スティードとチャールズの二人も拘束はせず自由にさせているがフロイドの側を離れようとしないのだ。

好きにさせてやる。


そして城の横に湖と小島が生えた。

これも勝利特典らしく海賊船が浮かんでいる。

どう活用するかだがまだ未定だ。


次の試合は三日後、精々力を蓄えるとしよう。


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