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十二話

翌日…。

昨日のハルの歓迎会は混沌を極めた。


酒に酔いキス魔と化したハルに滅茶苦茶にされたマルが場酔いしたのか突然服を脱ぎだそうとした。

慌てて止めるとマルが俺に抱き着いて離れずそのまま就寝。


その為俺は酒を一滴も飲めなかった…

それを見かねてゴブリン改めジロとコボルトのブチがマルを布団に移動してくれて俺は自由になったんだが…今度はハルが…


と言った感じのやり取りがあり凄く疲れた。

まぁ美少女に迫られて嫌な気はしないんだが、もう少し慎みを持って欲しいと思うのは欲張りだろうか?



ちりりんーー


スマホを確認するとログインボーナスが支給される。


俺は目を疑った。

10000GPという額が入っていたのだ。

10000と言えばガチャ十回分だ、引く?


引いちゃう?


…いや、それは早計だろう。

もう少し余裕を持って計画的に使用しなくちゃ駄目だよな。





ヒャッハー!!我慢できねえ!


十連はヤバイけど二回くらい引いてもバレへんやろ!(誰に)


行くぜ!


ピックアップは相変わらずマイナー武将女体化である。


何時になったら変わるんだろこれ?


一回目は緑、ハイパーレアってとこか?


巻物が四方八方から転がってくる。


刀で両断したのか真ん中から人影が出てくる。


出てきたのはおかっぱの女の子。


けど目付きがすごい鋭い。


見た目は十四歳くらいで袈裟に身を包んでいる。


僧侶か…本願寺とか安国寺恵瓊とか?

はたまた田原雪斎、信玄も僧名だったな。



うーん、でもメジャーなんだよな…

信玄に至っては有名すぎるし。


っと…少女と目が合う。眼力だけで人を殺せそうだ…怖い…


「拙僧は甲斐(カイ) 近直(チカナオ)…。またの法名を宗運(ソウウン)と言うわ。宜しくね。」


「よ、宜しく…」


二回目。また緑だ。


鹿が群れで横切っていく。

何故に鹿?


通りすぎた後に拘束服?


改造されたボンテージちっくみたいのを着てる綺麗なツインテールのお姉さんが。


見た目は二十代前半。



「拙者は山中(ヤマナカ) 幸盛(ユキモリ)。またの名を鹿乃介(シカノスケ)。宜しくお願い致し申す。主よ、我に七難八苦を与えて下さいませ!」


服装で既に一難与えられてるんだよなぁ…

とか言っては駄目だろうか?


え?待って待って…

冷静になって気付いた。

めちゃくちゃ当たりじゃん!


俺の拙い歴史知識でもバリバリ知ってる人たちだ。


宗運といえば九州は熊本の名軍師として有名だ。


鹿助は、うん…ドMの人ってイメージしかない。

あと尼子家の家臣か。


だが、とても心強いな。


「ソウウン、シカノスケ、宜しくな!俺は獅剛、こっちがランマルとウジハルだ。」


「お二人とも、マルと御呼びください!宜しくお願いします!」


「うわッ…その服どうなってんの?大丈夫…?何か有ったら相談乗るよ?」


マルは元気良く挨拶し、ハルはシカノスケを心配していた。


まぁ、何とか大丈夫だろ。


うん。


「拙僧に任せておけば何も心配は要らないわ。主殿、私の力をお見せするわ!フフッ…」


「拙者も頑張りますよ!一番キツい奴でお願いします!身体が疼いてしかたないのです!」


ソウウンは自信家、シカノスケはそのままドMっぽいな。


いや、個性は大事にしていかないとね。



一旦更新終了します。次回は3/5 10時更新となります。

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