一話
気分転換に新作を。
仕事が忙しすぎて辛い…息抜き気分で書いていきます!
宜しくお願いいたします!
「ここは…?」
差し込む光と共に俺は目が醒める。周囲を見渡すと何もないだだっ広い空間があるだけで、俺は地面に倒れていた。
仕事場で営業回りを終えてデスクワークをしててっぺんを越えたところで仮眠を取った。
うん覚えている。ここは何処なんだろう。
先程何もないとは言った少し語弊がある。
視線の先にはガチャポン台が置かれていた。気付いていたが気付かない振りをしていた。だが、何もない現状あれだけが唯一の手掛かりなのだろう。
ガチャポン台を観察する。旧時代的な赤錆の目立つ昔懐かしいやつだ。
商品紹介の所には何も書かれておらずとても怪しい。
厄ネタの匂いがぷんぷんするが背に腹は変えられない。
意を決してレバーに触れる。
小銭を入れるとかそんな動作は必要ないのだ、と本能的に感じる。
レバーに触れた瞬間…『西洋騎士(獣耳)ピックアップガチャ!!』、『戦国武将(女体化)ピックアップガチャ!!』『限定!!オリンポス十二神ガチャ!!』と真っ白な紙が突然変わりだした。
一回転、
二回転、
三回転。
がしゃん、と音を立ててカプセルトイが受け口に現れる。
商品紹介の表示はよく見ればマイナーと小さく書かれている、戦国武将ピックアップガチャのままの様だ。
昨今のソシャゲで何度も性転換させられる過去の偉人の気持ちにもなって欲しい…とは、思うが実は俺は肯定派だったりする。
閑話休題 。。。
三回目のレバーを回し終えると三つのピックアップのランダム動作は固定されてしまう様だ。
カプセルを開けると中には黄色い一枚の紙が入っていた。