私には…。俺には…。“絶対!!!!” vol.086 「道理で、見た事あると思った。」
「何々、眞叶さん…???」
茉祐子。
「何…、誰…???叶ちゃん…???」
悟朗。
瞳美、
「いた~~~。あ…はははは…。はぁ…。」
いきなり変顔をして、ガクッと、肩を落とす瞳美。
「は…る…か…だ…。」
「は…る…か…???」
茉祐子も悟朗も…、そして将史、遼、
「はるか…???」
「え~~っとね…。」
自分のスマホをバックから取り出して、
「この人。」
と、茉祐子にも見せて、
「わ~~綺麗な人~。」
茉祐子。
「でっしょう~。」
そして悟朗と将史の前にスマホの画面を持って行き、遼もその画面を見る。
「あっあっ、この人、この人、この人だ~~。」
将史、
「そうそう。道理で、見た事あると思った。」
「ははは…、な~るほどね~。」
悟朗、
「確かに、美人さんだわ。」
「彼女に言っときます、ゴロ~さん。」
「ラジャ~~。」
と…、いきなりそんなスマホに着電。
「わお。噂をすれば…何とやら…。電源を入れた途端に…。ふふ…。」
電話の向こう開口一番、
「なにやってんのよ、やっと繋がった~。瞳美~。大ニュース、大ニュース。」
小さな声で瞳美。
「はいはい、こちら眞叶瞳美~。ただいま電車の中~。そして、その大ニュースの主も私の左隣に立っております~~。」
電話の向こうで春香。
「えっ…???はぁ~~???」
「はいはい。…と、言う訳で、後で電話するね~~。」
「えっ…、あ…、あ~うん。」
既に帰宅して何故かしら、
履いてきた靴を箱の上に置いてその靴を眺めながらの春香。
「どういう事~???左隣に立っております~???」
首を右に左に曲げながらの春香。
駅を降りてそのままスーパーの中に入る面々。
悟朗、電話をしながら、将史と遼がカゴを持ちながら、
茉祐子が必要な食材を探す。
さっきから電話で春香と話している瞳美。
「そういう事~。うん。」
電話の向こうの春香、
「じゃあ~瞳美から彼に…、長内さんに言っておいて、ありがとうって…。あっ、それと…お礼はキッチリするからね~。」
「うんうん、分かった。じゃ切るよ、今、買い出ししてるから…。…っと~。ゴロ~さん、後は~???」
「おぅ…、多分、これで…いいだろ。」




