私には…。俺には…。“絶対!!!!” vol.080 「負けられない。」
「あのね~。言っときますけど、この製品…、私ならマーケティングでトップ取れる自信…。ありますけど…。」
瞳美。
「多分…そうだろう…。でも…、今の俺達の仕事はそれじゃあない。」
その将史の言葉に瞳美、
「あっ。」
「今の俺達の仕事は…。」
その将史の声を遮って、瞳美、
「負けられない。」
智也も茉祐子も…、
「負け…られ…ない。」
「でもさ…。負けられない…って言っても…、一体…どこから…???」
遼。
「な~に寝ぼけた事言ってんのよ~。はいこれ。」
ジュリアン。メンバー全員に資料を配って。
「これなんですよね~。童夢館。ここが一番のライバルですよね~。」
智也。
「そうそう。なんだか毎年、勝ち取っているみたい。」
茉祐子。
そんなふたりの話しを聞いて瞳美、
「嘘っ!!!そうなの…???」
「そうだ。ここ毎年、その童夢館にウチは、泣かされている…と言う訳だ。」
自分のデスクから悟朗。
「眞叶の…これは…、良いと思う。」
将史。
瞳美、頭の中で、
「…へっ…???…良いと思ってたのかよ…。」
「でも…。多分、これだと、あちらこちらにあるものと…、余り…変わりないかなって…。思ったんだ。つまり、ライバルは…これ以上をイメージしてるって訳だろ…。毎年取ってるって事になりゃ…当然。」
瞳美、
「……。…と、言う事は…。はは~ん。な~るほど~。」
悟朗、
「マ~坊、あれ…、叶ちゃんに…。」
「あっ、はい。」
そして自分の机のファイルから、
「ほい、これだ。」
「ありがと。…って、何…、こんなにあるの、資料…???」
「あぁ…。中々敵さん、手強そうだ…。」
「…やるっきゃないって…。こと…か…。茉祐ちゃん、智也~。」
茉祐子、智也、
「はい。」
「ッシャ~。」
「さ~てと、んじゃ桐生さん。俺ら…出ますか…???」
遼。
「おぅ。」
歩きながら遼、
「ねね、桐生さん、いつの間に童夢館の資料…???」
「あぁ~あれ…。園ちゃんと久美ちゃんからのプレゼント。」
将史。
「おやおや…隅に置けないっすね~桐生さん。」
「な~に、言ってる、彼女たち、しっかりと彼氏いるぞぉ~。」
「えっ、うっそ。」




