私には…。俺には…。“絶対!!!!” vol.074 「やるじゃん。」
「みんな~~スイカだよ~~。」
リビングの方から孝子の声。
「ワハッ。スイカ~。」
ニコニコ顔の沙織。
「嬉しいね~大好き~。行こ、茉祐ちゃん、叶ちゃん。」
ジュリアン。
「うん。」
そう言いながら瞳美、将史の顔をチラリと見て…。
そんな瞳美を将史もチラリと見て、「ふん。」と、顔を背けて。
そしてまた将史を見て、ツンとしながら、そしてニッコリとして、
「やるじゃん。」
そして、一瞬頭に過った男性の唇の感触。
「食べよ、食べよう~。」
「はい、桐生さん、ボール。」
智也。
「どうして、プロ…断念したんだ。マ~坊…???」
悟朗。
瞳美の後姿を見ながら、左人差し指で鼻の頭を掻きながら…。
こちらも、ふと頭に過る女性の唇の感触と瞳美の目と、
女性の柔らかい胸の感触。
自分の左手を見ながら…。
そして…、
「えっ…???えっ…えっ…???あ~~。好きだった…、監督…。死んじゃったんです。」
「ふ~ん。」
悟朗。
「ひゃ~~、おいっしい~。うんうん。」
瞳美にジュリアン。
「こいつは良いですね~。」
男性の中でもスイカを頬張っている遼。
「くく…。お酒は弱いけど、食べるのは良いよね~遼さん。」
茉祐子。
「へっ…。あ…、あ~ははは…。」
遼。
「しっかしびっくりした~。」
孝子。
「何が…。ママ…???」
沙織。
「マ~坊…、凄いのね~。まさか…あんなに出来るとは…。」
「いやいや…。私もびっくりです。ゴロ~より、凄いですね~マ~坊。」
勲。
「いやいや…、それほどでも…。」
照れる将史。
クスクスと笑いながら悟朗、
「実はマ~坊…、プロ…目指してた…らしい…。」
その声に、いきなり将史、
「ゲホッ、ゲホッ。ちょっ…ゴロ~さ~ん。…いや…、リーダ~~。」
「えっ、え~~!!!」
驚く、孝子に勲に、佳乃。
「ほっほぉ~~。」
武弘。
すかさず将史、
「あ~~。いやいや…、そんな…大袈裟なんじゃ…なくって…。」
「ん~~???」
勲。
「ん…、ん~。…まっ、確かに…目指しては…いたけど…。恩師…死んじゃったんで…。友達と一緒に…断念。」
「断…念…???」
孝子。
「フェ~ックション。あぁ~。なんだぁ~???」
翔太。
「翔太~これ~。何…まさか…風邪…???」
果南。




