私には…。俺には…。“絶対!!!!” vol.062 「びょ…病院…???なんで…???」
「おぅ、どうした~、大丈夫だったか~???」
スマホを耳に悟朗。
「えぇ~。すみません、看護婦さんの話だと、少し時間が掛かるかもと言う事でしたが…。本人大丈夫そうだったので…。これから向かいます。すみません、心配掛けました…。」
歩きながら将史。
「おぅ、じゃ、気を付けてな。」
電話を切り、メンバーを見ながら、
「おばあちゃん、大丈夫だそうだ、マ~坊、これから戻ると…。うん。」
ジュリアン、
「良かった~~。」
瞳美、
「ふ~~。」
「やりましたね、桐生さん。」
遼。
「旦那様…、奥様からです。」
家政婦。
「カ~ナちゃん。ほい。かかかか…。いいねぇ~。ん~。あっ。なに。電話…???」
可愛がっているカナリアに声を掛けながら神部武弘。
「あ~、はいはい。もう着いたか…。…あっ。何…、聞こえない。」
「何…ここって…、電波状態…???もしもし…お父さん???」
ようやく電話の向こうからハッキリとした声、
「あ~、やっと聞こえた。…この辺が良いのね。」
車椅子で移動しながら神部佳乃。看護師に、
「ありがとう。…あっ、お父さん、今私、病院。」
「あ~~、びょ…病院…???なんで…???」
佳乃、スマホを耳に武弘に事情を説明。
「おいおい…。でぇ~足の方は…???……うんうん。うん…。」
「お蔭様で、今はそんなに痛みもなくなった。午後には…、帰れると思うんだけど…。でも…やっぱり…、勲たちに会ってから帰るわ。それに…。」
「あ~、大丈夫なら…、いいけど…。でも…お前…。…なんだよ、それにって…。」
「ほ~ほっほっほっ。お父さん、こんな偶然って…、あるものなのね…。ふふ…。」
「なんだよ、それ~???」
「私を助けてくれた人…。なんと、勲の会社の人よ。」
「はぁ~~、会社の…???誰だいそりゃ…???」
「いや…。誰かは…私だって、初めて見る顔ですもん。全然…。」
「はぁ~~。いや~。そりゃ…、なんだな。」
「だから、尚更、会社、行ってみたいのよ。」
「そか…。ん~~、お前がそう言うんなら、うん。分かった。」
「じゃ…。カナちゃん、元気~???」
「…ん…???あぁ~、元気にしてる。うん。じゃ…。」
電話を切って武弘、
「一体誰だい…???」




