私には…。俺には…。“絶対!!!!” vol.061 「おばあちゃん、大丈夫ですよ。」
「昨日といい、今日といい、いいトコあるじゃん、マ~坊。ねぇ~茉祐子ちゃん。」
チラリと瞳美を見て茉祐子ににっこりとジュリアン。
「ふふ…、ですね~。」
茉祐子。
「すみま…せ~ん。おはようございま~す。瞳美、頼まれてたこれ…、持ってきたよ。」
静かにドアをノックして入ってきた真理。
「あっ、真理さん。おはようございます。ありがと~助かる~。」
瞳美に資料を渡して真理、
「…ん…???何かあったの…???」
「…ん???いやいや…何でも…、うん。サンキュ。」
瞳美。
「おっ、真理ちゃん、おはよ、お疲れ。ありがとな。」
悟朗。
「いえいえ。お久し振りでゴロ~さん。巧ちゃんたち…元気…???」
「おぅ、相変わらずだ。」
「はは…。では…、失礼しま~す。」
「おぅ。」
「巧…ちゃん…???」
瞳美。
「ん…???…あぁ、俺の長男坊だ。高校2年だ。さて、マ~坊からは…じきに連絡あるだろ。始めよう。」
一同、
「はい。」
車椅子に乗って老女。
看護師、将史に、
「おばあちゃん、大丈夫ですよ。ちょっと膝から下まで痛めたみたいです。でも、少し時間掛かりますけど、歩けるようになりますから。」
老女、
「どうもすみません。ご迷惑お掛けしました。」
「いえいえ、大事にならなくって良かったです。それじゃ僕は…これで…。」
将史。
「あっ、すみません。お名前…、伺って…宜しいかしら…。」
「いや…、そんな…、名前なんて…。桐生…、将史って言います。」
「桐生さん。……。素敵な名前ねぇ~。」
「いいえ…。そんな…。じゃ、僕は…。」
「あっ、ちょっと…お待ちに…。どこで…、働いて…。助けて下さった、お礼も…。…いえいえ、誤解はなさらないで…。こんな…おばあちゃんですから…。」
「はは…、とんでもない。」
そう言いながらポケットから名刺を取り出して将史、
「僕…、ここで働いてます。」
「ご丁寧に…どうも…。」
そして、その名刺を見て老女、
「おや…。……。はい。ご連絡先、確かに…。ありがとうございました。お仕事、頑張ってくださいませ。」
「じゃ…、僕は…この辺で…。」




