私には…。俺には…。“絶対!!!!” vol.059 「あんなところで滑るなんて…。」
「ふふ…、そっか、そっか…。良かったな~叶ちゃん。」
悟朗。そして両手でセーフのゼスチャ~。
そして前を行く将史に顔を向けて。
「なんでこんなトコが…。」
瞳美。前を行く将史の後ろ姿に膨れっ面をして、
「…んもう…。べぇ~~。…こんにゃろ。」
「な~にしてんの~叶ちゃ~ん。行くよ~。」
後ろを振り向いてジュリアン。
「あ…、は~い。」
「茉祐ちゃん、早~。おはよう。昨日はどうもね~。」
瞳美、茉祐子の肩をトンと叩いて自分の席に向かう。
「あっ、おはようございます。昨日はどうも。」
瞳美にコクりと頭を下げ、
「でもでも眞叶さん。私よりももっと早い人が…、ほら。」
ドアを開けて、マグカップに口を付けながら部屋に入ってくるジュリアン。
瞳美を見て右手を振って、
「ん~~、おはよ、叶ちゃん。昨日はどうも~。…あぶなかったね~~。あん時は~ん~~。ふふ。」
ジュリアンの、その含みある声に、瞳美、
「おはようございま~す。あ…は…、はは…。…ん…???あん時…???はぁ~???何の事…???」
「ま~たまたまた…。もう~。マ~坊…良いトコあるじゃん。ねぇ~茉祐子ちゃ~ん。」
と、茉祐子の顔に向けてニッコリとジュリアン。
「えぇ~。いい感じでしたよ、眞叶さん…。」
そんな茉祐子の声を聞いて瞳美。
「へっ…???何…???ひょっとして…、それって…、昨日の…。あ~~、あの時の…。ふふ…、そう言えば…、私も…思わずびっくり。まさか…、あんなところで滑るなんて…。おっかし…。」
「いやいや、そっちじゃなくって…。…ねぇ…、茉祐子ちゃん。」
ジュリアン。
茉祐子、
「ふん。だから…。ねぇ~眞叶さん。」
「へっ…、何々、だからって…。茉祐ちゃん。ジュリアン…???私…???はぁ~あ???」
瞳美。
ドアがガチャリ、
「しっかし、お前、良く食ってたななぁ~智也~。いっつも、何食ってんだい???」
智也に話掛けながら悟朗。
「いやいや…、お恥ずかしい…、アパートで、ひとりですから…。」
智也。
「んじゃ~俺んとこ、来い、旨いもんあるぞ~。カミさん、料理好きだから…。」
女性3人を見て、
「よっ、おはよ、早いね~。」




