私には…。俺には…。“絶対!!!!” vol.053 「実は、私が初めて…。」
「…って事は…。課長に、部長に…、してやられたか…俺…。」
ぶすっとしながらの将史。
「な~んだ~。おまえらふたりだけ、聞いてなかったのか~。マ~坊、叶ちゃ~ん。ほい、とにかく行くぞ。」
将史の左肩をポンと叩いて抱いて柏崎。
「ほい、叶ちゃん。」
と、瞳美に声掛けて。
瞳美、
「あ…、は…、はい。」
「行きましょ、眞叶さん。」
瞳美の右手を取って茉祐子。
「へぇ~。こういうお店があるのね~。」
瞳美。
「そっ、意外と…カジュアルでしょ。ここも、結構ウチの部署で使ってるみたいなの。」
にこにこ顔の茉祐子。
「ねね、遼さん…ここって…???」
将史。
遼、
「うん。ここは…。」
その遼の言葉を遮ってジュリアン、
「オリンズブロードって言うお店。どお…???」
「オリンズ…、ブロード…???」
「何のこっちゃ…。な~んて言うネーミングでしょ。…つまりは、ニューオリンズとブロードウェイをミックスしたネーミング。」
「そして…、ジャズとミュージカルをドッキングした…感じの…店だ。」
ジュリアンの声に続けて柏崎。
「僕は…初めて来たな~ここ…。」
智也。
「実は、私が初めてゴロ~さんから、俺んとこの会社に来いって、誘われたお店~。」
舌を出してにこやかにジュリアン。
一同、
「え―――――――っ!!!」
「おいおい、ジュリアン…。」
にこにこしながら柏崎、
「ばらすなよ、そういう事は~。」
一同…目が点。何故かしら目をパチクリしながら、瞳美と将史、同時に…、
「ど…、どういう…関…係…???」
そしてふたり、同時に…、
「あっ…。」
「そんな目で見るな。…って…。…ったく~ジュリアン!!!」
ジュリアン、
「へへ~。…でもでも…、いつかは知られるんじゃ…。」
何故かしらまた…瞳美、将史同時に、
「はぁ~???」
「はい…???」
と、柏崎に注目。
「あの…、おまえら…、本当に…知らない同士…???叶ちゃん…、マ~坊…???」
「あっ。」
「えっ。」
将史と、瞳美。何故かしらふたり…、火花を散らすような目つきをして…。
「くくく…、面白いなおまえら…。かかか。んんん…、実はだ。」




