私には…。俺には…。“絶対!!!!” vol.049 「もしかして…、おまえら…、知り合い…???」
顔を半ば下向きのまま鼻の下を右人差し指で擦りながら将史、
「くくく…。」
笑いながらも、自分の目の前にいる女性の顔を見て、頭の中で、
「…なんでこいつが、ここにいるんだ。いやいや…、やれやれ…。」
同じように、瞳美も顔を下向きにして頭の中で…。
「…泣きたくなってくる…。なんでよ…。」
「もしかして…、おまえら…、知り合い…???」
妙にぎこちない自分の手前の男女を交互に見ながら柏崎。
その声にいきなり反応する瞳美。両手の平を前に突きだして、
「いえいえ、とんでもない。」
と、言った後に頭の中で、
「何でこんなヤツと…。冗~談!!!」
「ふ~ん。」
そう言って、今度は自分の左側の男性の顔を見て、
「…って、事は…。…ん…???」
将史、そんな柏崎の顔を見て、
「勘弁してください。名前も知らないのに。…」
と、こちらも前に両手を押し出しながら…。
「えっ…???名前…知らなかったんだ…、お互いに…???」
その柏崎の言葉に2度3度頷く瞳美と将史。
「あっ…、いや…。でも…、前以て、メンバーの名前…載ってある資料…。配布…され…。」
柏崎、自分の資料にも触れながら…も…。
「あれ…???…俺んとこにも…。」
「す…み…ませんけど…、リーダー。」
一番奥の方で、園田茉祐子、
「こ…、これ…。何故か…、私の机の上に…。」
「えっ…。あ~~、それだ、それだ、すまん、茉祐ちゃん、みんなに配ってくれるか…。」
「あっ、はい。」
その場を立ち、それぞれに配る園田茉祐子。
将史、そして長内共に…、
「茉祐ちゃん…。」
と、小さな声で…。
「ん~~、実は、彼女、俺の姪だ。すごいしっかりもの。しかも…若くして気立ても良い。だが…、男性群、惚れんなよ。俺が許さん。妹に殺される。」
その柏崎の一言に、一同…、
「ぷっふ~~くくくく…。」
茉祐子が最後のジュリアンに資料を配り終わり、柏崎、
「ヨシ。んじゃ~、叶ちゃんから…。始めよっか…。」
一同、
「……。」
「叶ちゃん。」
そしてまた一同、
「……。」
柏崎、
「叶ちゃん???」
瞳美の顔を見て…。




