私には…。俺には…。“絶対!!!!” vol.044 「やったんさい。今回はあんたの番。」
「えっ!!!俺…???いや…、僕が…???」
将史。
「そう。マ~坊。やったんさい。今回はあんたの番。」
香織。
「手ほどきは…しっかりと…お姉さんがやってくれるから…。」
と、優子の顔を見ながら…。
優子、
「ぷっ、松っさん。…お姉さんって…。」
「でも…、僕は…、まだ入社したばかりで…。え~~!!!」
将史。
「入社仕立てだから良いのよ。まるで、右も左も分かんないでしょ。ある意味では自由…。常識に捉われない。それが欲しいの。ね、マ~坊…。」
将史の顔を見ながら孝子。
「い…、いや…。だとしても…。そんな…ダイレクトに…。」
勲の顔と孝子の顔を右左に見ながら…。
勲、にたにたと笑いながら…、
「面白くなりそうですよ~。期待…しています。いや…。期待は…していません。むしろ…、楽しませて戴きます。我が社の…ある意味…、登竜門みたいなものですから…。」
「いや…、社長…、そんな…笑いながら…。登竜門って…。」
「大丈夫、だ~いじょうぶ、私も優もいるんだから…。」
香織。
「いや…、あの…。そんな…。やったときもない…営業で…、しかも…。あ~~。え~~。」
既に、背中に冷や汗を掻きながらの将史。
「あっ、そうそう、もう1つ大事な事。」
将史の左肩をポンと叩いて孝子。
「今回のこのプロジェクト。毎度の事ながら、企画と合同だから…。」
「へっ???企画と…合同…???」
将史、目をパチクリさせて…。
「ふん。企画の社員と一緒に取り組むプロジェクトになってんの。マ~坊、元々企画専門でしょ。因みに…、企画のその人も、元々マーケティング専門。」
「えっ!!!じゃ、企画の人も…もう決まってるんですか…???」
「そういうこと~。ねっ、だから、二人三脚で、頑張っちゃって~。」
「まっ…、まぁ…、それなら…、何とか…。びっくりした~。まさか…俺ひとりで…、って…、思ってたから…。ふ~~。」
「かっかかか…。そこまで、ルーキーを苛めないわよ、私だって~。頑張って、子供たちに、笑顔…届けてあげて~。」
少し顔を落ち着かせて、
「あ、…はい。」




