私には…。俺には…。“絶対!!!!” vol.033 「へぇ~若い方ねぇ~。」
廊下を歩きながら将史をチラチラと見て香織、
「…もしか…して…。緊張してる…???」
「あ…、い…、いいえ…。はい。…大丈夫です。」
将史。
「そっ。」
将史、頭の中で…、
「…こういう人が…、玩具の会社の営業部長…。場所…間違えてねぇか~…。どうみたって…。」
香織、ドアを開けて、
「ここよ、どうぞ、中へ…。」
中に入って、いきなり将史、
「はっ!!!何これ!!!お・も・ちゃ…。」
そして、香織と将史が部屋に入った途端に、
「お疲れ様で~す。こんにちは~。」の声、声、声。
思わず目をパチクリさせる将史。
少しぎこちない恰好で…。
「どしたの…桐生さん…???」
「あっ…、いえ…。なんでも…。」
「みなさ~ん、ちょっといいかしら~。」
その香織の声にいきなり集中する社員たち。
それぞれが一斉にその場に立ち上がって。
「今日から一緒に仕事をして頂く、桐生将史さんです。よろしくお願いします。…桐生さん…???」
将史に手を添えて…。
「あ…、初めまして、桐生将史と言います。全くの初心者ですが、頑張ります。よろしくお願いします。」
「へぇ~若い方ねぇ~。よろしくお願いしま~す。」
香織の傍で声を掛けたのが、三田優子、営業課長である。
「三田課長、よろしくお願いします。」
優子にお辞儀をして香織。
優子、
「はい、畏まりました。」
「桐生さんの直属の上司、三田優子さんよ。彼女の指示に従って。」
佳織。
「あっ…、はい。お願いします。」
将史。
「じゃ、優~、ちょっと良い、桐生さん借りて…。」
「えぇ~どうぞ~。行ってらっしゃい。」
「ありがと。…桐生さん、社内を案内させて戴くわ。着いて来てくれるかしら…。」
「あっ、はい。お願いします。」
「このフロアには、私たちのマーケティングと営業。そして隣には商品企画の部署で別れてるの、隣は、最後にして、まずは製造の方を見て戴くわ。…ふふ…。余り経験ないでしょ、おもちゃって、どんなふうに出来るのかなんて…。」
「えぇ…。興味…湧きますね~。」
「そっ、ありがとう。では…。」




