私には…。俺には…。“絶対!!!!” vol.033 「はい…!!!マーケティング…???」
「はい…!!!マーケティング…???」
将史。
「あの…。あっ…、いや…。はい。頑張ります。」
「こういう仕事は初めてでしょうが、頑張って下さい。副社長共々、期待してますよ。」
勲。
「はい。ありがとうございます。」
将史。
孝子、机の電話から、
「あっ、孝子です。松居さん、社長室にお願いします。」
勲、
「桐生さんの所属部署の上司となられる方です。」
「あ…、はい。」
将史。
孝子、勲の顔をチラリと見て微笑む。
ドアをノックする音。
「失礼します。」
その声と共に社長室に現れた姿に、一瞬たじろぐ将史。
孝子、
「おはよ、松っちゃん。」
そう言いながら、片手を上げてハイタッチを要求する孝子。
そしてそれに応える松居。
そして、勲を見るなり勲の頷きに従い、将史に振り向き、微笑んで、
「マーケティング・営業総括部長の松居香織と申します。よろしくお願いします。」
将史、幾分戸惑いながらも、
「き…桐生…将史と…申します。よろしく…お願い致します。」
「おやおや、美女を目の前に…しり込みしちゃったかな~~ふふふ…。」
孝子。
「あ~~、いやいや…。はははは。」
将史。
そんな将史を見て、左人差し指を鼻先に、クスリと微笑む香織。
「ダメよ~好きになっちゃ~。しっかり2児のママですからね~。」
孝子。
「その後、如何ですか、やんちゃ坊主とかしまし娘は…???」
勲。
「えぇ~。ものすごい、お気に入りようよ~社長と副社長の誕生日プレゼント。毎っ日、引っ張りだこです。」
香織。
「おやおや、それは良かった。」
「子供、双子なのよ。」
孝子。将史を見ながら。
何とも、この状況に戸惑うばかりの将史。
「それでは松っちゃん、お願いね。」
孝子。
「はい。承知しました。…では…。桐生さん。」
香織。
「あ~ぁ、はい。お願いします。」
孝子と勲に一礼して香織と共に社長室から廊下へ…。
「さて…と…。後は…、神のみぞ知る…かしら…。」
孝子。
「随分と…思い入れ…、ありますねぇ~。」
勲。
「そりゃそうよ~。こんな偶然、まず、あり得ないもの…。」




