私には…。俺には…。“絶対!!!!” vol.032 「いきなりインスピレーション湧きましから。」
「えぇ~もちろん。いきなりインスピレーション湧きましから。」
孝子。
「へっ…???何々、そのインスピレーションって…???」
今度は沙織。
「あれ…、沙織…あの時、気付いてなかったの…???私はてっきり…。」
「えっ…???だって、私は単に、あの人、仕事ないって言うから、それに優しそうな人だったから…。」
不思議そうな顔しての沙織。
「ぷっ。」
思わず笑顔の孝子。
「ははは…。そうですか~。沙織には…まだ…早いですかね…。」
勲。
「えっえっえ~~、な~によ~。分かんな~い。」
「ははは。」
「いずれ沙織にも、分かりますよ~~。」
孝子。
「沙織には、宿題と言う事に、しておきましょうか。男の人と、女の人の…。そして、これは…ある意味…大切な事でもあ~る。」
勲。
「そして、とても、難しい事でもあ~る。敢えて表にすると、悪い人になってしまうから…。沙織は、とても優しい女の子だから、その辺は…安心。」
沙織、
「はあ~???何が何だか…。…まぁ…、でも、まっ、いっか。良い事に出会ったんだから。ねっ、ママ~~。」
「そういう事。あとは…お楽しみ~。」
孝子。
そして数日後。スマホにメール、
「マサ、頑張ってね。」
愛美からである。
「分かってるっつうの。」
「副社長、桐生さん、お見えになりました~。」
事務の女性。
「あ~、はいはい、どうぞ~いらっしゃい。おはようございます。あらためて、神部孝子です。よろしく。」
孝子。
「おはようございます。よろしくお願いします。」
将史。
「早速ですけど、社長に挨拶、お願いします。」
「あっ、はい。」
「桐生将史さん。はい。副社長から聞いております。社長の神部勲です。よろしくお願いします。じゃ、孝子さん、お願いします。」
「はっ…、孝子さん…???」
将史。
「ふふ…、面白いでしょ。ウチでは、夫婦でも、名前で呼んでいるんです。」
孝子。
「あ…、はぁ…。いい…ですね。」
「ありがとうございます。」
勲。
「じゃ…、桐生さんは…。マーケティング…、お願いします。」




