私には…。俺には…。“絶対!!!!” vol.017 「眞叶瞳美、再スタート。」
将史に聞こえないくらい小さな声で愛美、
「彼氏が…失業者なんて…。」
「あ~???何か言った…???」
将史。
「何でもない。…んもう~。」
「ぼやいても良いから、今度は、潰れんな。」
「ばか。…でも、この前は…ありがと…。嬉しかった。」
「はぁ~???」
「翔太から聞いた、部屋までおぶってくれたんだって…。」
「あぁ…。まぁ…。」
「早く、仕事探して!!!」
「はいはい、分かりました~。」
「おっめでとう~瞳美~。か~んぱ~い。」
春香。
「サ~ンキュ~。へへ。」
瞳美。
「それにしても、こ~んな事って、あるのね~正に奇跡。」
「私だってビックリよ。いきなり、私の会社で、働いて下さい。お願い出来ますか…???な~んて言われて…。…何言われたのか分かんなかった。」
「…で、いつから…その玩具の会社…???」
「社長さんが言うには、いつからでも。眞叶さんの都合の良い日からで結構ですよ。って…。」
「わ~お。んじゃ…善は急げよ瞳美。」
「うん、モチ。」
そして、翌日には、神部に連絡して、神部、
「ご連絡、お待ちしておりました。楽しみに待っています。では明日、朝に…。場所…は…、大丈夫ですか…???…はい。ありがとうございます。では…。」
瞳美、
「やった~~わお。最っ高~~!!!どんな仕事だろ、くく…た~のしみ~。」
「ここ…か。」
ふと、春香に言われた、「いい瞳美。どんな事あっても…、くじけないでガッツよ!!!」
頭に浮かんだその言葉に、
「うん、ヨシ。眞叶瞳美、再スタート。」
事務の女性の案内の下、社長室のドア、
「眞叶瞳美さん、お連れしました。」
神部、椅子から立ち上がって、
「いや~いらっしゃい。お待ちしておりました。おはようございます。先日はどうも。」
「私の方こそ、ありがとうございます。感謝しても…し切れないんですけど…。」
「いやいや。あなたのような人…探していたんです。」
その時、ドアのノックの音。そして…、
「あら…、いらしてたんですね~、素敵な人~。」




