私には…。俺には…。“絶対!!!!” vol.113 「同じ轍は二度と踏まん。」
「ヨ~シ。みんな~、ありがとう。日曜だって言うのに遅くまで申し訳なかった。この埋め合わせは必ずさせてもらう。」
悟朗。
メンバー全員、
「お疲れ様でした~。」
「南朋…、遅くまでありがとな。ジュリアン、頼んだぞ。」
頷く南朋。
「そして…叶ちゃん、マ~坊。良くやった。」
瞳美の肩に手をやり、瞳美、
「あい。」
そして将史の肩に手をやり。そして遼、ジュリアン。智也に茉祐子。
「一度やってきたんだ。今度こそ。勝負、賭けるぞ。明日、一気に、今回の事は会社中に広がる。だが、それが狙いだ。同じ轍は二度と踏まん。」
一同、
「うん。」
その悟郎の宣言通りに月曜日の早朝に全管理者に臨時会議の招集が掛かった。
そして、就業時間の頃には全ての部署の掲示板には会議での決定事項が掲示された。
商品企画開発部。
「うそうそうそ。コンペのモデルが外部によって盗用…。怖い。」
啓子。
「瞳美…、大丈夫なの…???」
茜。
「茉祐子に智也の顔もまだ見えないけど…。」
百合子。
机の上で部長の克己の方に顔を向ける真理、
「瞳美…。」
「しっかし…。やってくれますね~。え~。どこのどなたか存じませんが~。」
淡々と話しているようだが…。
机の脇で準、克己の顔を見ながら、
「部長…、顔…、引き攣ってますよ。」
準をチラリと見て、
「そ~お。」
そしてこちらでも…。険しい表情の香織。
「全く~。この松居香織を怒らせたら、どうなるか覚えてらっしゃ~い。」
「だから、まだ誰の仕業かも分かんないって~。」
優子。
「けどさ~、あったまくるでしょう~。なんちゅう神経の持ち主よ~。何か得でもあんのかね~。」
腕を組みながら…。
「課長に部長…、朝からもんの凄い怖い顔~。」
久美子。
「バカ。久美子、あんた掲示板見てないの~???」
園子。
「へっ???…何かあったの…???あたし…時間ギリギリで入って来たから…。」
「プロジェクトチームのモデルが、外部から盗用されたの~。」
斜め向かいの健文。
「朝から管理職のお偉方、大慌てで臨時会議だ。」
「うっそ―――――っ!!!じゃじゃじゃ~あ~あ~、今まで作って来たのって…???」
久美子。




