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私には…。俺には…。“絶対!!!!”  vol.011  「ちょいと充電してくるわ。」

「ふん、良いんじゃない、気分転換にもなると思う。私も賛成~。行ってらっしゃい。」

電話の向こうで春香。


「でしょ。…な~んか、こうも毎日、就活に悪戦苦闘していても、頭、変になっちゃうよ。」

「確かに…。」


「まっ…、わずか2日間だけど…。ちょいと充電してくるわ。たま~には、贅沢も…、って言うより、今まで仕事に頑張ってきたんだもん、少し位は…、こういう時にこそ、自分にご褒美。」

「きゃははは。さすがはアクティブな瞳美だわ。それこそあんたよ。頑張んな。」


「うん。」

「…で…、どこ行くの…???」


「へっへ~~。まずは都内の神社…、回っちゃう。」

「はい???…神社…???…あっ、そうか~。かかか…、就職祈願って~事…か…。」


「うん。そして最後に横浜…行ってこようかって…。」

「よ・こ・は・ま…???」


「うん…。まぁ…、横浜は帰りの完璧なる気分転換場所なんだけど…、近場でお目当てが、神奈川の前嶋神社。」

「前…嶋…神社…って…???」


「調べて見れば分かるよ。就活者には結構人気みたい。」

「ふ~ん。」



そして翌日から瞳美のプチ旅行が始まった。

都内数ヶ所の就職祈願で知られる神社に祈祷して、

夕方には神奈川横浜のホテルに宿泊。


そして翌日にそこから西に向かって就職祈願で有名な前嶋神社に参拝。

「絶対に、就職できますように。…っと~。」


そしてまた東に向かい横浜散策。


「はぁ~~、久し振りの横浜~。…さてと…。」


駅から歩き始めて10数分。すると…、いきなり聞こえてきた女の子の鳴き声。

瞳美、

「へっ…???」


瞳美のわずか数メートル先の広いエリアで女の子が泣いている。

そんな女の子のすぐ傍の路上に横たわっている女性の姿。なのだが…、

誰もが見知らぬままで通り過ぎている。


「うそでしょ、何で誰も…。」


その女の子に駆け寄り、

「どうしたの~~。だ~いじょうぶ~???」


女の子に声を掛けてみるが、全く泣いてばかりでどうしようもない。

ただ、「ママ~、ママ~。」の一点張り。


瞳美、その横たわっている女性に、

「すみません、どうなさいました…???」




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