私には…。俺には…。“絶対!!!!” vol.106 「やら…れた…な。」
そんな遼の声に茉祐子、にんまり、
「へへ…。」
その隣でにんまりしている智也。
Tシャツ姿の智也の右二の腕を抓って、
「なにニヤニヤしてんのよ、行くよ。」
「だから…痛いって~茉祐ちゃ~ん。」
「くく…、可愛いコンビだ。」
遼。
こちらは駐車場、悟朗、
「ヨシ。」
恵都と一緒に。
「叶さ~ん。」
いきなりドアを開けて3人、
「どお…???」
瞳美、
「はい、お疲れ。うん、今調べてる。…って…、へっ…、遼君…、その恰好…???」
「はは…、一応…これ…俺の趣味で…。」
遼。
「ロード…バイクって…。や~るね~。春香も…良い趣味してんじゃん。かか…。電話…してんのぉ~???くく…。」
「ま…ぁ…。…で…???」
そしてまたドア。悟朗と恵都、
「どうだ!!!」
「みんな~。」
20分後。半ズボン姿の将史、
「ふ~、やっとこさ。どうなってる。へっ…遼ちゃん…???」
「カッコいいでしょ、遼さん。」
茉祐子。
「こ…ういう…趣味…。あったか…君は~。や~るねぇ。」
「くく…、それ…、叶さんと同じ…。」
今度は智也。
画面を見ている瞳美を見ながら将史、
「ん…、んん…。眞…叶…。」
自分のパソコンの画面を見ながら悟朗…、
「やら…れた…な。」
傍で恵都、
「ゴロ~…。」
「特定できない。…多分、このネーミングも…ランダムネームの可能性…。しかも…アクセスすると…。食わせ物だ。どこで、どうやって…。何のために…。」
「なんなのよ、これ…。全く分かんない。誰がこんな事…???…どうすんのよ…。あと…5日しか…ない…。」
瞳美。
肩を震わせて涙声の瞳美。黙り込む全員。
「時間の問題か…。今日中に拡散…。ん~~。」
将史。
「叶さんの…。イメージが…そのまま別の人も同じなんて…。なんだか…恐い。」
茉祐子。
メンバー全員を見回しながら…、ポツリと…智也。
「これから…、どうする…の…???」
両手で頭を抱えている瞳美。背もたれに背中を付けて天井を見つめる悟朗。
立ったまま右手で額を抑えている将史。椅子に座って目を閉じて腕組みしている遼。
椅子に座って両膝に両手を着いている茉祐子。
数時間前…。




