私には…。俺には…。“絶対!!!!” vol.103 アパートのベランダで瞳美。
アパートのベランダで瞳美、
「さ~ってと~。ふ~。いい天気だ~洗濯物…乾き早~っ。よっし、掃除も終わった~ひっと休み~。と…。」
冷蔵庫から苺ジュースのペットボトルを出して、箱から出したキットカットを口に…。
「んふ…。うんうん。」
と…、スマホに着電。
「へっ…。智也く…ん…???何…???おっはぴょん。どしたの…???」
その声にいきなり自分のスマホを耳にずっこける智也。
「冗談言ってる場合じゃないっすよ、叶さ~ん。」
「かかかか。悪い、悪い。冗談、冗談。」
またキットカットを口に入れてモグモグと…。
「…んで…???」
「叶さん、今、目の前にパソコンありますか???」
「ふん。ベッドの上…だけど…。何…???」
「今、ファイル送りました。すぐ見て!!!」
何やら慌てていそうな智也の声。
「やばいよ、やばいよ、これ…。」
少し遠くなる智也の声。
「ふん、来たよ~。…で、これを…。…っと…。」
そのファイルを開いた途端、瞳美、
「!!!!!」
いきなり目を見開いて、
「何これ―――――――っ!!!」
智也、
「どうしよ、どうしよ。何で…。」
「ちょっ…、ちょっと…。智…。何よこれ―――――――っ!!!」
「こっちが聞きたい。何なんだよ、これって~~。」
いきなり胸の鼓動が高鳴る瞳美、しかもうっすらと目も潤ませて…。
「うそうそうそ。なんで、なんで、なんで。」
いきなり口の中のものを飲み込み、
「えっ、えっ、えっ。どうして…???智也君、これって、発信源…???」
「それ…、さっきから探してるんですけど全く分かんなくって。ヤバイですよ。これすぐ拡散しちゃいますよ~。」
「え~。なんでこんな事~。智也君、すぐゴロ~さん電話して。私、マ~坊に電話してすぐ会社行く。」
「はい。」
すぐに電話は切れて、
「ゴロ~さんの電話番号…。あっ、これだ。あれ…、今、叶さん、マ~坊って…???って…、そんな場合じゃないよ~。」
智也からの電話を切ってそのまま将史のリダイヤルを押す。
4回、5回とコールだけで出る気配がない。




