出会い
私は勇気をもって、ちょっとずつなペースで音の方に行った。しばらく歩いても何も見なかった。数分ぐらい歩いたと思ってたけど、時計に見たら、たった30秒がたった。変だと思ったけど、危険はあまり気づけなかった。罠だと思えなかった。
数分後…
”助けて、誰か”
誰もいないな、残念ここで死ぬなんて。
“ええー”
何かぬるぬるしてる生き物が私を捕まった。その生き物を見れば、いきなり頭痛が始まる。
なぜかわからないけど、体がめっちゃ痛くて動けない。
”助けて‼”
全力で叫んだ。
いきなりその感触がなくなった。驚きすぎてまた叫んだ。
“あなたは無事なの?”
”はい、大丈夫です~”
言いながら泣いちゃった。目から涙が止まらなかった。
”この場所を今は慣れてょうぎいいわ。”
"そうね、あっち行きましょう”
顔がよく見なかったけど、金髪が気付いた。
30分後で落ち着けたら、ちょっとぐらい水を飲んだ。
ちょっと先に大きなテントがあった。ここにテント?
”私はエサ―(Ether)。初めまして。”
全部が英語で言ったから何一つもわからなかった。
隣の黒髪な日本人(多分)が私の表情を見て、彼女を止めた。
”初めまして、私は桜井。あなたは?”
日本語しゃべってよかったー。
“わ…私は林です。た…助けてくれてありがとうございました。ここはどこですか?”
”答える前に、自己紹介が終わりましょう。えちゃん、ちゃんと日本語であいさつして。”
”Ok.私はエサ―です。初めまして。”
“初めまして。”
”この場所はね、まだ見知らぬ世界よ、だから私たちはここで探検に来ました。ちなみに、あなたは高校生?”
”うん”
”私は大学二年生よ。何でも聞いてね。この子も高校生だから仲良くしてねー。”
”うん。えっと、どうやってここから出るんですか?”
”今それを探してるよ。”
”探してる?えっと…どうやってここに来ました?道はありますか?”
”ちょっと落ち着いてねー。あー、えちゃんと遊べばどう?しばらく外に行かない方が多分良いのかな、もう夕方だし。”
“お姉ちゃんはどうするの?夕飯の準備なら私も手伝います。”
”必要ないわ、リンちゃんと話して。”
”分かったもう~お姉ちゃんはいつもあたしのこと子ども扱いをしてるね”
あの姉妹はめっちゃ近いな。いつか,こんな家族がちょっと欲しいな。
”えっと…えちゃんで良いですか?”
こんな時にコミュニケーションスキルが欲しい。
”うん、良いよ。ちなみに、リンちゃんはどこから来たんですの?”
“えっと、もう一つのことを聞いてもいいですか?”
”うん、何?”
”私は人と付き合いが苦手で、すごく人見知りです、絵ちゃんからコミュニケーションスキルを学んでもいいですか?”
”もちろんだよ。でもその前に、約束すれば教えるよ。”
”どんな約束ですか?”
”私と話すときにはタメ口で話せば、それ教えるよ。”
”わ…わ…分かりましたよ”
私のほっぺと耳は今ごろ真っ赤だなあ、どうればいいの?本当に全然
経験がないわよ。
”リンちゃんは日本生まれ育ちなの?”
”はい...うん”
”日本のどこ?東京?”
”いえ、静岡出身ですよ。”
”丁寧に云っちゃだめだよ。”
”わかった。”
”好きな食べ物は?”
”豚骨ラーメン”
”なるほど、お姉ちゃんが結構いい店知ってるから、今度紹介するねぇ。”
”二人とも、こっちおいで、ご飯できたわよー。ちゃんと手洗ってきてねー。”
”分かったお姉ちゃん”
”分かりました”
”今日のご飯はサラダとマグロとみそ汁だよ、食べてみて。”
”遠慮なくいただきます。美味しー”
”今日もありがとう、お姉ちゃん”
ご飯はめっちゃおいしかった。
眠い~
”さて、さっさと寝よう。でも、寝る前に注意。誰でも外に行っちゃだめ。テントから出ちゃ絶対ダメ。分かった?”
”はい”x2
”トイレならば、明るい時間にやってね、リンちゃん。日が鎮める前に。”
”分かりました。”
ここから、あの世界で人生の一番恐ろしいと長い夜が始めた”