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「実らぬ恋」

実らぬ恋

作者: あいなめ

ああそっか

実らない事が判っている恋って

要するに「終末物」なんだ


定められて変える事の出来ない

結末(バッドエンド)に向かって

引き返すこともできずに

一歩一歩進んでいくだけの物語


結末を見つめながら、それでも

あがいて

あがいて

あがいて

精一杯にあがいて


それでやっぱり

やってくる結末を迎えた時に

頑張ったね、って

よく頑張ったねって

自分で自分を

誉めてあげるだけの

そういうものなんだ


ああ、そうして私は

バッドエンドの物語を

ビターエンドぐらいにまで

変える事が出来たのかな?




私は演者であって

読み手ではないから

それは判らないな

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― 新着の感想 ―
[良い点]  最後まで、恋を演じきることに、意味のある恋。なんでしょうか。  幕が降りるまでを、演じきった。  そんな顔が浮かんできました。
[良い点] >演者であって読み手ではない という視点にハッとさせられました。 当事者と傍観者の違い。 終末ものだという絶望と諦観、ビターエンドにできたかとちょっと一息つけたかと思うと、そんなの自分じ…
[一言]  読ませていただきました。  そうですね、結末は書き手の方は当然知ってるし、読んでいる方はなんとなく想像する。  作品の人物はそれを知らない、幸せになる為に、必死に努力するし、もがくし、…
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