お姫様に会う!
どうも、RANです!今回でようやく転生生活が始まります!楽しんで貰えたらと思います。それではどうぞ!
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さてと転生生活が始まったわね。とりあえずどうしましょう。うーん。うーん。うーん。そうねぇ。
お姫様に会いたいわ!可愛かったら私が守ってあげたいわ。お父様に交渉してみようかしら。お父様なら何とかして下さるでしょうから。
とりあえずベットから起きて…トントントン
リサが来たのね。そうそう、リサはあれから私のお世話をしているわ。と言っても紅茶を入れたり朝起こしに来たりするだけなのだけれど。
「お嬢様。朝でございますよ。失礼します」ガチャ
「おはようございます。お嬢様。」
「おはようございます。リサ、今日は何か予定はあるの?」
「はい。お嬢様、今日はお嬢様を連れて王城に行かれるそうでせよ。なんでも、ミリア殿下と顔合わせをしておきたいとか。」
「分かりました。それでは朝食を食べに参りましょうか。」
「はい。(はて?お嬢様は何故ニヤニヤしてるのでしょうか?)」
朝食の場にて
「おはよう。ルーシー。今日の予定はリサから聞いたか?」
「おはようございます。お父様。はい、今日は王城に参られるようですね。」
「ああ、お前をミリア殿下の親友にしようと思うてな。」
「そうですか。とても楽しみです。それにしてもルーシー、お前はまだ3歳なのに礼儀正しいのだな。」
「当たり前です。このルドミラ公爵家は代々この国の王族を支えて来たらしいではないですか。幾ら3歳といえど私もルドミラ公爵家の一員です。国王陛下達を支えていくためには頑張らなくては。」
「ま、まぁ。そうだな。しかし俺としてはもう少し子供らしくしてほしいのだがな……」
「そんな事よりも私は朝食を終えたので王城へ行く準備をして参ります。では」
「あ、ああ」
さてとこの公爵家は代々この国の王族を支えているらしいわ。お父様はこの国の2つ目に大きな都市を収めていて、お母様は王妃様の近衛隊長を務めていたらしいわ。まぁ、私は王国騎士団団長兼ミリア殿下の専属騎士になるのだけれど。さてとしかし殿下の親友ね。まぁ、できるだけそばに居て殿下を守れと言うことよね。そろそろ準備が終わりそうね。初めての王都だわ、とても楽しみだわ。
トントントン
ルーシーね。馬車の準備が出来たのね
「失礼します、お嬢様。馬車の準備が整いました。」
「分かりました。すぐに行きます。」
「ルーシー。王都まではどれくらいなのですか?」
「はい。10時間ほどだと思います。この馬車は機能性重視ですから。」
「確かに速いですね。ルーシー、貴女は王都に行ったことがあるのですか?」
「はい。昔は王都で冒険者をしておりました。これでもAランクだったのですよ?」
「ルーシーはとても強いのですね。それなら私はルーシーよりも強くなります。(ルーシーは強かったのね。お母様とルーシーに戦い方を教えてもらいましょう。)」
「お嬢様。私より強いとなると騎士団長かSランク冒険者か勇者ですよ?」
「そうですね。ふふっ。頑張ります。」
「はい。頑張って下さいね。(あまり無茶な事はして欲しく無いのですが。私はとても心配ですお嬢様。)」
10時間後王都にて
やっと着いたわ!ほんとに遠いわね。転移すばいいだけじゃない!って思ったけどそんなの使ったら面白くないじゃない。私の住んでいる都市レイアもかなり賑わっているけど、王都はそれ以上ね。さすがと言うべきかしら。そしてそろそろ王城に着くわね、大事な事だから2回言うわね。遠いわね!スッキリしたわ。
そんな事を思いながら外を見ていると…
「失礼!この馬車はルドミラ公爵家の者かと思うが如何に?」
「はい。そうです、後ろの馬車に旦那様はお嬢様とメイドが乗っています。」
「ありがとう。陛下より案内するよう仰せつかっているから案内する。公爵様に挨拶をしても?」
「はい。大丈夫だと思いますのでどうぞ。」
「お久しぶりですクリス公爵。」
「ああ。久しぶりだなグリズリー。それとこの子が私の娘のルーシーだ。おそらく王国騎士団に入るだろうからその時はよろしく頼むぞ。」
「初めまして。先程紹介してくださいましたが、私からもう一度。ルーシー・フォン・ルドミラです。将来は王国騎士団に入らせて頂きたいです。よろしくお願いします。」
「あ、ああ。初めまして。私はグリズリー・ガイアです。よろしくお願いしますルーシー嬢」
「さてと自己紹介も終わったしそろそろ陛下の場所へ案内してもらえるか?」
「分かりました。ではまた後で」
そして今私は陛下とミリア殿下とお父様と一緒に対面しているわ。何だか陛下ってとても大人の人って感じかするわ。とても落ち着いていて尚且つ威厳のある。カッコイイわ、私のタイプよ!で、でも。陛下には王妃様も居るしダメなのだけれどね。タイプの話をするならさっきのグリズリーさんもとても大きかったわ2メートルくらいありそうだったわ。でも、大きすぎでほんとにクマみたいだったわね。ふふっ。《RANはこれを描きたくて名前をグリズリーにしました。》それとグリズリーさんは今の王国騎士団団長だそうよ。ドラゴンを2匹同時に相手出来るくらいに強いらしいわ。まぁこの話は後日するわ。それよりも今は…
「さてと。クリスよ良く王都まで来てくれた。お前の娘は3歳であろう?何とも礼儀正しい子だ。」
「有難うございます、陛下。しかししっかりしすぎて子供らしさが少し足りないのです。親としてはもっと甘えて欲しいのですが。それにミリア殿下の、反応が3歳児の反応ですよ。でも、自分の子供はどんな子でも可愛いですよね。」
「あぁ。そうだな。しかし」
「お父様!早くこの子と遊びたいよ!ねぇ!ねぇ!遊びに行っていい?!」
「まぁ待ちなさい。」
「紹介しますね。うちの子のルーシーです。ルミア殿下と同い歳ですよ?」
「お初なお目にかかります、国王陛下。ルドミラ公爵家長女のルーシー・フォン・ルドミラです。」
「あ、ああ。クリスティア王国国王のゲルニア・エア・クリスティアだ。そしてこの子が私の娘の…「ミリアだよ!宜しくね!ルーシー!」…」
「はい。よろしくお願いします。国王陛下。ミリア殿下」
「ミリアで良いよ!ルーシー!私達はもう親友なんだから!」
「よ、宜しいのですか?お父様」
「ああ。構わん。ミリア殿下が良いと言っているのだ。」
「では。ミ、ミリア?宜しくお願いします。」
「うん!よろしくね!」
ちょっといいかしら。ミリア。か………………………可愛すぎるわ!やばいわよ!これは!やばいわよ!決めたわ!絶対にミリアは、私が守るわ!さて、そろそろ大人の話をしそうな雰囲気だから私達は退場かしら?
「ふむ。二人とも仲良くなったみたいだし。ミリアの庭で遊んで来なさい。クレア頼んだぞ。」
ほらやっぱり来たわね。大人のお話まぁ私はミリアと遊べるのだから良いのだけれどね。
「かしこまりました、陛下。」
「そうですね。ルーシー、ミリア殿下を頼んだぞ。そしてクレア殿ルーシーとミリア殿下を頼みます。」
「はい。では参りましょうか。ルーシー様、ミリア様」
ガチャリ
「じゃあね!お父様!クリスおじさん!」
「失礼しました。それでは。」
sideクリス
ふぅ。それにしてもミリア殿下は元気だな。『ルーシー!何して遊ぶ?お茶?それともお花でも見る?!』
『そうですねぇ…』と言う声がドアの向こうから聴こえてきた。陛下も苦笑い状態だ。そしてここからは大事な話だろうから。気を引き締めなければな。
「さて。クリスよ。ルーシーの将来は決まっているのか?」
「はい。ルーシーは王国騎士団に入り団長になりそしてミリア殿下専属の騎士になると言っていました。5歳から鍛錬をさせようと思っております。」
「なるほど。彼女は、必ず優秀な人材になってくれるだろう。クリスティア王国の未来は安心だな。」
「有難うございます、陛下。(しかし、俺としては余り危ない事をして欲しくないのだが。俺は心配で心配で仕方が無いぞ。ルーシーよ。)」
「さてと、気難しい話はここで終わりだクリスよ。しかしお前の娘は本当に礼儀正しいのだな。しかし親としては心配であろう?娘は余計にな。」
「はい。とても心配です。優秀が故に失敗する人間を私は何人も見てきましたから。それに何処の馬の骨かも分からぬような男に誑かされないか心配です。しかしそれは陛下も同じなのでは?」
「ああ。ミリアは周囲をまとめ上げる才能がある。王族としては良いのだが、娘であるが故に心配だ。」
「はい。それと提案なのですが、娘二人を10歳になったら学園通わすのはどうでしょうか?」
「ふむ。それもありだな。その前に5歳頃に1度私の妹の街へ遊びに行かせようではないか。辺境で自然豊かでより民の様子もうかがえよう。」
「そうですね。ルーシーならきっと喜ぶでしょう。」
「そうだな。さてと今日はこのくらいにしてワインでも飲みながら語ろうではないか。今日は泊まっていけば良いクリスよ。」
「有難うございます、陛下。では参りましょうか。」
「ああ」
まったく陛下もお人が良い。それにしても辺境か。ルーシーは必ず喜ぶだろうな。『私の知らない事が辺境には沢山あるのですね!』とでも言って目をキラキラさしているどろうな。さてとゆっくり陛下とワインでも飲みながら夜まで語ろか。
sideルーシー(ルナ)
それにしてもミリアの言動全てが可愛いわ。やっぱり可愛いは正義ね。そしてさっきのクレアさんから聞いたけど今日は王城でお泊まりらしいわ。ミリアとお泊まりだなんで。嬉しすぎるわ!有難うお父様!
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最後まで読んで頂き有難うございました!どうでしたでしょうか?相変わらず進みが遅いのかも知れませんがごゆっくりご覧になられたらと思います。次回は結構年齢が飛ぶと思いますがよろしくお願いします。それでは次回も期待せずにお願いしますね?それでは!