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竜が好きなだけなんです。

作者: サラダ

見てくださってありがとうございます。



なんでこうなったのか、を考える。



社会人になって3年、至って真面目に働いてきたと思う。嫌味な先輩もいたが、なるべく衝突を起こさないようにと気をつけて仕事をした。そのなるべく、がいけなかったのだろうか。まさか、ウッキウキの金曜の夜に階段から突き落とされるとは。そこまで嫌われていたとは。いやはや、気づかなかった。はっはっは。


現実逃避はこれくらいにしておこう。

そう、階段から突き落とされたのだ。

突き落とされたはずなのだ。

どこかしら痛みがあるはず、なのに、痛くない。むしろ全身がふわっふわの何かに包まれててこのまま寝ていたい気持ちしかない。…なんで?


おそるおそる目を開けるとそこには本当にふわっふわの…毛?なにこれ?動物?

顔を上げて周りを見渡すと、狼と目が合った。


「起きたか!リン!」


狼が、喋った。

夢を見ているみたいだ。

「夢ではないぞ!おおい!リンが目を覚ましたぞ!」

「頭の中読まれてるううう!?!?」

「それと我は狼ではないぞ!リンを温めるのにこちらの姿の方が良いと判断したまで。まだ寒かろう。真の姿はのちに見せよう。」

起きたばかりだからか、なにも理解できない。いや、理解したくない気持ちしかない。しかも待って、おおいって、呼びかけた?誰に?

その疑問は、すぐ解決した。


「起きたか!どうだ?寝ぐらは気に入ったか?」

「人間は木の実を食べるんだろう?これあげる。」

「リン!起きてくれて嬉しい!体洗う?お水いる?」


そこには、3頭の竜、がいた。

竜、竜。


竜!!!


「きゃああああああああああああああ!!!」


凛は歓喜の叫び声を上げた。

神様仏様、こんな幸せあってもいいんですか…?




その後、狼の真の姿は竜だったり、4頭が可愛すぎて鼻血出したり、山暮らしを満喫したり、王国から呼び出しをくらったら聖女として崇められたり、なんちゃってラブコメに巻き込まれたりするけど、それはまた別のお話。







設定


石川凛25歳。

人よりもファンタジー、特に竜が出てくる本に目がない。竜と思って、一人暮らしの家で拾ったトカゲを飼育していた。名前はアーサー。だが飼い始めて2年、アーサーはいなくなった。脱走したのか、三日三晩血眼で探したが見つからなかった。あの時は泣いた。


真の姿は風の竜。ていうかアーサー。

強すぎた力を制御できず、生まれてすぐ別世界へ転移してしまう。世界の理を完全に把握できていない状況だったため、別世界であることもわからず凛に出会う。2年経つと意識がはっきりしてきて、元の世界の神が風の竜と認識、すぐに元の世界へ転移させられた。その際に世界の理を完全に把握し、別世界のリンに生きて再び会うことはできないと理解。だがどうしてもリンにまた会いたくて会いたくて考えた。生きてるリンが無理なら死んで魂になったリンをこっちに引っ張ればいいんじゃね?と。で、すぐに機会が訪れたから実行。神様もびっくり。


火の竜 熱血

土の竜 博学

水の竜 天然



気が向いたら続きを書きます…。


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