ビッグなお仕事
「これも、あとこれも、ああこれもくれ。注文は以上だ、よろしく」
「はーい。少々お待ちくださいね」
「王......アランさん、大丈夫なんですか?」
下がっていくウェイトレスを見ながら、セイが声をかける。
「ん? 何が」
「お金ですよ、お金。お金盗られたばっかりじゃないですか。それなのにこんなに料理頼んで......へそくりでもあるんですか?」
「そんなものないぞ」
「え、じゃあ」
「安心せい。俺はこういうときどうすればいいか、書物でしっかり学んでいる」
「それはどのような?」
「セイ、お前はものを知らん奴だな。教えてやろう、こういうときは皿洗いをすればただでご飯がいただけるのだ!」
「ええー!? ちょ、王子ー!?」
====エラー。本編がありません。====
「俺と付き合ってくれ」
「え、イヤですけど」
付き合うには、10万円必要!?
自堕落な男子大学生としっかりものの女子高校生の間に恋は絶対生まれない!?
開始2行で断たれる恋物語。
―――行きつく先は恋人か他人か
「ケイヤク~お金で恋人は買えちゃいます!?~」
毎日21時ごろ更新予定!
現在8話目掲載中!
====エラー。本編が隠れました。====
====次回予告====
アラン「賞金稼ぎも、俺にかかれば容易かったな」
セイ「いやいやいや、王子いろいろ危なかったじゃないですか! 危険なことはもうお辞めください」
アラン「ほう、ならお前が俺の代わりに金を稼いでくるか? ほれ、お前でも稼げそうなとこがある」
セイ「え、あ、あそこのピンク色の星は!?」
次回『ピンクの惑星 ローリエ』
アラン「次もまた、来てくれよな!」