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異世界転移は理不尽だ!  作者: 紅桜サイナ
3/6

始まり?

俺は自称アーサーに異世界転移された。

知らない町。俺の事情なんてお構い無しという……


「ようこそ、空木神人君。私の世界に!」


そんな能天気に笑顔で言う自称アーサー。

よく見たらワンピースから鎧になっている。

着替え早いね!


「ねぇ、学校が有るのだけど間に合うの?」

「ガッコウ?あぁ、神人君が居た世界の話かな?」

「はい、俺は学生なので……」


もう、帰って寝ときたい。学校に行くといって家に帰って寝る。

これで話を進めよう。


「率直に言うと元の世界には戻れないわ。神人君には私のパーティーに参加して、魔王を討伐してもらうよ!」

「……う…嘘だよね? 元の世界にはちゃんと戻れるよね?」

「嘘じゃないよ! 私は嘘つかないし、気にしないで頑張って行こう!」

「んな、理不尽な話があるか!!」


俺はキレた。自称アーサーは少しびっくりしていた。


「おい、自称アーサーさん、貴女は勝手に人を異世界に連れてきては、魔王討伐に参加すれと!? ふざけんなよ? 俺の気持ちなんて考えたのか? 俺はいつも通りいつものように変わらない日常を送りたいんだよ。こんな勝手が許されると思っているの?」

「……」


黙り込む自称アーサー。


「……私には…私には今仲間が必要なの、でも貴方を無責任に巻き込んだ。……わかったわ。貴方が私と一緒に魔王を討伐したら、貴方を元の世界に帰すわ。空木神人君」


悲しそうに言う自称アーサー。

ズルいよ。そんな顔をするのは……


「はぁ、わかりました。魔王討伐には協力します」


パァ~と表情が明るくなる自称アーサー。


「ただ一つだけ聞いて良いですか?」

「ん?なにかね?」

「なんで元に世界には戻れないと嘘ついたのですか?」

「私の力では戻れないわ。嘘は言ってないと思う?」


なんで自分で言っといて疑問系なのか……


「どうやって戻るのですか?」

「それは、あの人に頼めば大丈夫だよ! それよりも、私をお前や自称アーサーだなんて呼ばないでね!? 」

「わかったよ。アーサー。それであの人って誰?」

「それは、追々話すとして。さてと、私はこれから王都の方に行かないといけないから、はい、これ!」


彼女は巾着袋のような物を渡す。受けるとかなりの重みがある。


「これは?」

「これは、二日分の宿費と武器代とギルドの入会金だよ! 冒険者ギルドはこの道を真っ直ぐに行ったら有るから。それじゃ、私はこれで!」

「えっ、ちょっ……」

「あ~、そうそう足りない分は自分で稼いでね? それじゃ、一ヶ月後に迎えに行くから」


嬉しいに話を言い終えると彼女は、青いオーラを纏い空へ飛んで行った。

……

一人取り残された俺。

えっ、どうしよう? 一ヶ月後? 一ヶ月後ってなに?

あの女は人を異世界に連れてきて、放っておくのか? しかも、具体的な説明は何もしないまま……

次会ったと時は、覚えておけよ!?

……怒っていても仕方ない。とりあえず、ギルドに行くか……

俺は、途方に暮れながらギルドに向かって歩く。

不安しかない異世界のお話が始まる。

いや、マジで帰りたいよ……

だいたい、周一のペースで行けそうです。

次回も頑張っていきます!

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