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異世界転移は理不尽だ!  作者: 紅桜サイナ
2/6

自称アーサー

俺は目を覚ます。

確か学校に行く途中でその後の事が思い出せない。

……というより、今おかれている状況がわからない。

光がない。ただ今俺は椅子うえに座っている。不思議と自分の体と椅子は見える。後は何も見えない。

暗黒と静寂。

今はここから動かない方が良い。本当に何が起こるかわからない。


コツコツコツ


足音だ。遠くから誰かが近付いてくる。

やがて足音は近くまで来て鳴り止んだ。

かなり近くまで来てはいる。ただ何処に居るのかは全くわからん。


パチン


指を鳴らす音が聞こえ、すると灯りがつく。周りが宇宙みたいだ。

というより、宇宙の真ん中に座っているという表現が正しいのかな?

暗黒から一変、とても綺麗なところに変わった。


「見とれるは良いけど私の話を聞いて欲しいなぁ~!」


後ろから声が聞こえた。椅子から落ちないように後ろを振り返る。

そこに居たのは、金髪美少女。髪はロングでおろされていて、スレンダーな体つき。身長はだいたい俺より少し小さい感じがする。俺が一七〇センチ位だから、一六五位かな? 格好は白いワンピース姿だ。

こちらこちらで見とれてしまう。


「私に見とれちゃった? 私綺麗でしょ?」

「うん。綺麗だよ」


反射的にそんな事を言う。

何言ってるのか?俺は。

普段からそんな事は絶対に言わないのに。恥ずかしい。


「あっ、うん。ありがと…」


彼女もストレートに綺麗と言われ照れている。

気まずい。


「え~と、君は?」


とりあえず説明が欲しい。何でこんな所に居るのか。色々と。


「私?う~ん?そうだなぁ!」


そう言いながら彼女は俺の座っている椅子の正面に立つ。


「まず、これから言う事を信じてもらえるかな?」


中々自己紹介が始まらない。信じる何も言わないとわからないし……


「その内容によりますけど……」

「そっか~、信じてもらえるのか」


嬉しそうな表情でそんな事を言う。人の話を聞いて?内容次第と言いましたよ?


「私の名は、アーサー!勇者をやっています!」

「……は?」

「私の名は、アーサー!勇者をやっています!」

「いやいや、二回言わなくてもわかるから! アーサー? あの聖剣を持っている?」

「そうだよ。聖剣エクスカリバーは私が持っているよ! 凄いでしょう!?」


どう見たって、アーサーって感じしないし。何でワンピースなの?それに、聖剣は?手ぶらだし。


「凄いかどうかはわからないけど、ここはどこなの?」


俺は自称アーサーに質問する。


「ここ? ここは、う~ん、わからない。えへ!」

「……は? 何がわからないだ? ここに連れてきたのはお前だろ?」

「う~ん、連れてきたのは私じゃないし、私戦うこと以外はあんまりだし!」

「えっ、君がここに連れてきたのではないの?」

「うん。そうだよ~!」

「それに、ここがどこだかわからないと?」

「うん。そうだね!」


笑顔で嬉しそうに言う自称アーサー。

こ、こいつ、使えねぇ~


「そんな細かい事は気にしないでそれよりも、君には私の世界で一緒に戦ってもらうから!」


そんな事を言う自称アーサー。


「は? まず、お前の世界? 行かないし、なんの状況も知らない俺にそんな事を言われたら、行くと思う?」

「私の世界では、今魔王が活発的になったから、私一人では何もできないから、助けが欲しいの! それで神みたいな人が良いなぁ、って思って相談したら貴方が居たのよ! 神人君。よし説明は終わり!じゃ行こうか!」


笑顔で言う自称アーサー。やっぱりこいつは人の話を聞かないタイプだ。

すると周りが眩しい光が包む。


「えっ、ちょっ……」



目を開くとそこは知らない町。


「ようこそ、空木神人君。私の世界に!」


俺はこの自称アーサーに異世界転移させられた。マジで、迷惑だよ。

周一投稿という目標でやろうと思いましたが、今日は暇なのでまた書きました。

暇なときにどんどん書いていこうと思います。

ノルマは周一です。

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