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シュールなカカシ

作者: じれんま

いったいに何を書きたいのか?と問われても答えられない事を書き続ける事しか出来ない自分に自己嫌悪しています。

「自己嫌悪」とは「向上心」に近い何かがありそうな気がします。


素直な涙を流せますか?


夢や希望や、はたまた愛の理想を考え語り掲げる事は誰もが出来るのに、

挫折や絶望、もしくは憎しみの理想を考え語り掲げる人なんてそうそういません。

だけど、胸の中に確かに住んでるシュールは確実に思考しているのです。

「こいつさえいなければ」

「自分は社会のゴミかもしれない」

私の胸の中のシュールには両極端の自分達が仲のいい友達程度の関係で同居していて、

お互いの意見を譲り合っているんです。

そして、私の全て支配しているのです。


私は、電車の中で老人が立っていれば席を譲ります。

両親と言ってもおかしくない2人による

模範的教育のおかげと言っても過言ではないと思っています。


ただ、

なぜ席を譲るのかは今でもわかりません。


慈愛の精神でもないし、


博愛の精神でもないし、


大人の見本でもないし、


自分に酔う訳でもないし、


他人を恐怖してる訳でもない。


今持つ自分の能力を全てそこに集め思考してみても答えのカケラも見つけられない。

ただ、漠然と「老人がいたら席を譲る」という常識しか知らない上、

誰にも教えてもらえなかったんです。

ただ、1つだけ絶対的に確実な事がこんな私でも解った事があります。

それは、やらない人はもれなく嫌われるなんて事実です。

そこまで理解出来たのなら人間やらない手だてはない訳で、

目的は何一つないが結局の所保身とチリのような名誉の為に動いていた。


そんな自分は最低で、

少し物事を考えただけで最低で、

理由がない事を暴露しただけで最低、

そんな考え方のせいで私はいつの間にか時間のないカカシになっていました。


何も考えなければ綺麗な涙を流せたのでしょうか?


少なくとも私は、誰かが死んでも綺麗な涙は流せない。



悲しい事を「悲しい」と書かない難しさに「悲しくなりました」


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