表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最弱な私は闇の力を得て最強となる 地上編  作者: 花奈冠椛
始まりの7ブレイカー編
7/29

第6話 揃う7ブレイカーとダンジョン探索それと地下に住む者

〇〇〇〇〇〇・・・7ブレイカーの一人、二つ名は鈴風、茶髪ショートヘア、黒いヘアピン。

 見た目は女の子っぽいがれっきとした男の子である。

 鈴風はが口癖。


〇〇〇〇〇〇・・・7ブレイカーの一人、二つ名は亜留。

 アンドロイドで戦闘能力は抜群の強さ。

 反応速度も7ブレイカーの上の方。

 黒髪ショートヘア、綺麗なドレスを着ている。


ロム・クリスタ・・・地下に住む者、二つ名は雷土。

 7ブレイカーの事を知っている。


マリン・セレナーデ・・・地下に住む者、二つ名は氷火、7ブレイカーのある人が気になるようだが。


アレックス・バオル・・・地下に住む者、二つ名は蘭波。

 幼い少年だが情報収集はお手の物、二人にとってアレックスは弟のような者。



 私達はメリアに見てもらい、可愛い防具を選んでもらった。


 女の子らしい服装の防具で私達は満足だ。


 「さてと、ダンジョンに向かうのですよね」


 「うん、でも場所って教えてもらった?」


 「そう言えば!あのギルドマスター!忘れてる!」


 「どうしよう、場所が分からなかったら挑戦出来ないよ」


 「3人共、私が教えますよ」

 声をかけてきたのはセリーナだった。


 「知っているんですか?」


 「ええ、街を出て真っ直ぐに進んでいくとダンジョンの入り口が見えてきます。

 そこが黒龍が居るダンジョンです」


 「えっと……街から近いんだね?」


 「そうよ、ダンジョン近くに村があるのだけど村の人達が不安そうに私のギルドに来るから攻略して欲しいって依頼が来てたしね」


 「ありがとうございます、セリーナさん。

 それじゃあ行こう二人共」


 「ちょっと待って、これを渡していませんでした」


 セリーナは棚からポーションやら石やら何やら沢山出してきた。


 「回復ポーションとこの石は何ですか?」


 「これは砥石よ」


 「といし?」


 「ミナミ様、ヨウコ様。

 砥石とは武器を研ぐ時に使う石です」


 「研ぐ?とどうなるの?」


 「武器が弾かれにくくなります、武器をずっと振っていると刃毀はこぼれします、そうなれば武器が意味を成さなくなります。

 なので砥石が重要なのです」


 「へぇ~、ヨウコは知ってた?」


 「ううん、私も初めて聞いたよ」


 「それと、これは?」

 ヨウコは水色のポーションを見せる。


 「これは魔力を回復させるポーションです、魔法を使っていると魔力が消費されます。

 そうすると魔法が使えなくなります、そんな時にこれを飲むと魔力が回復して魔法が使えるようになりますよ」


 「そうなんだ、回復ポーションだけじゃないんだね。

 勉強になるねヨウコ」


 「うん、私も初めて知るものばかりで驚きです」


 「まだ他にもあるけど、それはメリアさんに聞いてね。

 私はお仕事があるから、勿論これだけは言っておくよ。

 絶対に死なずに帰ってきてない」


 「うん!ドラゴンはやっつける」


 私達は元気よくダンジョンを目指すのでした。


 道中、色々な魔物に会いましたが素早く倒して先に進みました。


 その頃


 蛇の滝付近


 「さてと、たどり着いたのはいいがやはりアイツラは来ていないか。

 何をしているんだ」


 「ふふっ、火蓮や鈴風りんかは気分屋ですからねぇ。

 ギルマスの貴方もちょくちょく居ないときがあるでしょ?」


 「あの者達に会うために行っただけだ。

 これから、ダンジョンに向かうそうだ。

 不安か?」


 「いいえ、あの子達なら戻ってくると思います。

 私らの方が不安かもしれませんし」


 「おいおい、俺達は7ブレイカーだぞ?負けるとでも?」


 「余裕かましすぎ〜、まぁ本当の事何だけどね。

 覇神と魔神は余裕そうな顔をしてるけど、腕は落ちてないよね?」


 「天雨と暴剣こそどうなんだ?俺は大丈夫だし、魔神も余裕そうだぞ」


 「いうね〜、僕は殺る気満々だよ〜。

 暴剣もうずうずしてるんじゃない?剣がカタカタしてるよ」


 「ああ、速く倒してこの剣に血を与えなくては。

 邪剣となりて地を滅するからな」


 「そうだな、急ごうか」


 「おっと!ちょっと待って。

 私達、年寄りだし若くしよう」


 「若く?歳を戻す方法でもあるのか?」


 「やだね〜あるわけ無いじゃん、でも一時的に若くしてあげる。

 僕も最前線の頃の強さでやらないとやられそうかもだし」


 「それじゃあやってくれ」


 「その前なんだけど、どうやら到着したみたいだな」


 コツコツ。


 「あんた達だけで倒せるダンジョンでは無いでしょ?」


 (今更来やがったか)


 振り返るとそこには3人の人が居た。

 一人は女性、もう一人は男性、そして最後の一人はアンドロイドだった。


 「火蓮、それに鈴風………そして亜留ある

 遅いじゃないか」


 「べ、別に!あんたの為にか、買ってきたわけじゃないからね」

 火蓮は砥石を投げてきた。


 「はいはい、ありがとよ」


 「鈴風は風になって泳いでいました、鈴風は駄目な男の子でしょうか?」


 「いいや、お前らしくていいよ。

 風は秘めたる力を持っているからな」


 「亜留だよ、久しぶりだね。

  色々と調整をしてもらっててようやく終わったんだ。

 ごめんね」

 

 「いいよ、また会えて嬉しいし」

 

 「よし!全員揃ったし天雨やってくれ」


 「ふふっ、僕の魔法は世界一だよ!はああ!!!不死鳥の輝き!」


 !?


 すると全員の体が若くなっていき、二十代の頃となる。


 「僕と亜留はあんまり変わってないけど、他のみんなは変わってるね。

 若くなっているよ、見てみる?」


 「いいや、見る必要もない。

 いくぞお前ら!!!7ブレイカーの強さをまた見せてやろうぜ!!!」


 「ああ!!!」


 「あ、あんたが言うから、し、仕方なくやってあげます!」


 

 「火蓮、無理ちゃ駄目だよ?」


 「分かっているわよ!!魔神!」


 そうして7ブレイカーは滝の中にあるダンジョンに入っていくのでした。



 そうしてまたその頃


 ???


 「よぉ、元気かお前ら?」

 ボロボロの服を来た髪がボサボサした男が言う。


 「元気じゃないって行ったら何か買ってきてくれるわけ?」

 赤髪ロングヘア、青い瞳の女性が言う。


 「マリンはいっつも頼むよね?自分で動いたら?」


 黒髪ショートヘアの男の子が言う。


 「うるさいわね、分かってるわよそれくらい。

 ダルいのよ」


 「ふ~ん、ねぇねぇそれよりもさ聞いた?」


 「何だアレックス、何かいい事でも聞いたのか?」


 「実はね、7ブレイカーが動いたんだよ!」


 !?


 「7ブレイカー!?なぜ?」


 「もしかしたら、何か異変が起きたのかもよ?」


 「ふ〜ん、私はあの子に会うのあんまり好きじゃないんだけど」

 

 「マリンはいつまでその人の事を考えているの。

 それなら言っちゃえばいいのに」


 「う、うるさいわね!!ば、場面とか状況とか心の気持ちとかあるのよ!

 そ、それでその7ブレイカーは何処に行ったの?」


 「蛇の滝」


 

 「あそこって確か何かあったっけ?」


 「実はこれも噂程度何だけど魔物がかなり増えているらしい。

 地上にあまり行ってないから噂程度だけど」


 「なるほどな、マリン………どうする?」


 「ロムはどうするの?」


 「俺か?俺は行くぜ、アイツと会えるんだからよ!!

 あの時の決着が付いてないからな」


 「そう………」


 「もぅ!マリンは素直じゃないな!行こう!ほら!」

 アレックスがマリンの手を引っ張る。


 「わ、分かったわ!行くから」


 「ちょっと待て、二つ名で言おう。

 名前を知っているとは言え奴らも二つ名があっただろ?」


 「二つ名?はぁ、別にどうでも良くない?」


 「マリン、二つ名はあった方がいい、かっこいいし。

 俺は雷土いかづちで、マリンは氷火ひょうか、アレックスは蘭波らんぱでいいか?」


 「私が氷火、アレックスが蘭波ね。

 分かったわ、ロム」


 「おいおい、俺はロムだが二つ名でお願いする」


 「はいはい、雷土」


 「よっしゃ!行くぜ!!氷火、蘭波!!」


 「は〜い」

 「ごー!」



 その頃

 黒龍が住むダンジョンにたどり着くミナミ達。

 

 ダンジョン内は少し涼しく、色々と入り組んで居て分かりづらい。

 

 「魔物とか多いのかな?」


 「大丈夫ですよ、ミナミ様。

 私やヨウコ様が守りますから」


 「私もやれるから、そんなに守らなくていいよ。

 私も慣れていかないといけないから」


 「ふふっ、ではほどほどにしておきますね」


 !


 「二人共、魔物が居る」


 そこには2体のゴブリンが居た。

 こちらには気づいていない。


 「先手必勝でいい?」


 「ええ、ゴブリンくらいなら問題ありません。

 私は2人がミスをした時に動きますので」


 「やろう!ヨウコ」


 「うん!ミナミ」


 私達は空間から剣を取り出し斬りかかる。


 !


 グギャ!?


 (ふっ!気づくのが遅い!)


 「やああ!!!」

 「はああ!!!」


 グギャア!!


 ゴブリンは真っ二つに斬れ消えた。

 ゴブリンが居た所には小さな光る赤い石が落ちていた。


 「これなんだろう」


 「それは魔石と呼ばれる物ですよお二人共」


 「魔石?」


 「ええ、魔力が入っている石です。

 目を瞑り、感じてください」


 私とヨウコは目を瞑り石に意識を集中してみると何かが流れている感じがする。


 「何か感じるよ」


 「それはこの魔石にこもる魔力です。

 これは武器を作る時や色々と必要になるので集めておきましょう」


 「分かった、いっぱい集めよう」


 「うん」


 そうして私達は更に奥へと進むのでした。


 そうして数時間歩き


 「疲れた」


 「うん、足が痛いよ」

 私やヨウコは疲れてしまった。


 「お二人共、そろそろお疲れでしょうしここで休憩を取りましょう。

 近くに部屋があるみたいなのでここで休むことにするのも攻略する為に必要な事ですから」


 メリアはそう言い扉を開けて中の魔物を素早く倒して床を綺麗にした。


 私達も入り、メリアの手伝いをする。


 「ありがとうございますミナミ様、ヨウコ様」


 「ううん、メリアだけに負担をかけたくないの。

 私達も手伝うよ」


 「ありがとうございます。

 それではあの宝箱を開けて見てはどうでしょうか?部屋の中にありましたので、開けてみてください」


 「いいの?」

 

 「お二人に色々と経験してもらいたいので」


 「ヨウコ、一緒に開けよ?」


 「うん、いいよ」

 私達は宝箱に向かって走る。


 そして

 「うんしょ」

 私達は一生懸命力を込めて開けた。


 ギー。


 「あ」

 宝箱の中には黄色い小さな石と紫の丸い石が入っていた。


 「メリアこれ何?」


 私とヨウコは持ち上げメリアに見せる。


 「ふふっ、それも魔石ですよ。

 ヨウコ様が持つ紫の丸い方はかなりレアな魔石ですよ」


 「魔石だって、これで何か作ってみたいね」


 「うん、それにしても綺麗な色してるよ」


 「そうだね、疲れたし横になろう」

 「うん、いいよ。

 私も疲れてクタクタだし」


 「お二人共、ご飯を作りますのでその間はゆっくりしていてください。

 武器の手入れなら後で教えますので」


 「うん、少し休むねメリア」


 「はい、分かりました」


 ・・・・・・・・・・・・・・・・・


 その頃


 「クククッ!他愛もない!!」

 7ブレイカー達は最深部近くまで来ていた。


 「これだけ入れば普通にいけるだろ?何を自信満々に言ってるんだ。

 覇神が」


 「いいじゃねぇか、俺はそう言う男なんだよ。

 それよりも魔物を見てどう思った?」


 「まぁかなり強い魔物が居ると思いましたね。

 天雨はどう?」


 「僕かい?う~ん、正直楽勝すぎてあんまり考えて居ないかな?

 楽勝なんだもん」


 「まぁ、私の力があったからですからね」


 「火蓮、自分の力だけでは無いだろ?」


 「わ、分かっていますわ!そ、そのみ、みんなの力ですから」


 「ふふっ、二人共楽しそう」


 「鈴風は駄目でした?鈴風は駄目でした?」


 「いいや、鈴風も良くやってくれた。

 俺達の方を追い風にしてくれたお陰で勢いがつき更に足にあまり負担がかからずに済んでいる。

 良くやってくれた」


 「鈴風嬉しい、ハッピー」


 「さて、気を引き締めるんだ。

 ここが最深部の部屋だ。


 「ここに奴が居るんだよね」


 「多分な、情報が正しければ」


 「…………、怖い?」


 「魔神、怖いわけ無いだろ?一度倒した相手だ。

 勿論油断も隙も見せるつもりもない」


 「ふ、ふん!あんたが困った顔をするのはあんまり好きじゃないのよ!

 そ、その私も全力でやるから」


 「ありがとな、火蓮」


 「べ、別に!村を守る為よ。

  あんたを守る為じゃ無いから!」


 「へ!どっちでもいいさ。

 さて行くぞ」
























































コメントと評価お願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ