第一話、私の出会い
「......」
なぜか人間になった私は沈黙しながら、家の中を転々と歩いた、
あまり行ったことのない、部屋の扉を開けて入ってしまった。
棚の上に1つの写真が置いてあった、その写真には、遊園地の写真か、由と一人の女の子が写っていた。
「これって、誰だろう?」
考えながら立ち止まっていたら、足音が聞こえてきた。
「....えっ?お前?」
「なんで空いてるんだこの部屋、ってなんでシアンもいるんだ?」
「(えっ?なんか戻ってる、あそこにあんな写真あったんだ....誰なんだろう?)」
「ホイ!ミルク、キッチンに行ったからついでにな!」
「そういえば、ここ久しぶりに来たなっ....」
「あっ!....」
彼は、私が見た写真を見て
頬に涙を流して、拳を握りしめていた。
「クッソ!お前....なんでここに来たんだ!」
「もういい、お前なんかどっか行ってろ!」
大きな声を出して、涙をぬぐいながら、自分の部屋に戻っていった。
「ニャウン(なんで....)」
私も、涙を流していた
ワサワサ
「レモンどう?きもちいい?」
「ワゥーン(ワゥーン)」
「ふっふ、気持ちよさそう!それじゃ流すよー!」
僕の体は、いつもより細くなった。
「レモンいつもあってる、由君なんだけどね、昔、妹さんがいたんだけど、早いうちに亡くなって」
表情を変えることなく、彼女は涙を流していた。
「前にね、由君のお母さんに合ってねその時聞いたんだ、妹さんはいじめを受けてて、助けれなかったのが悔いに残ってるんだ!」
次の日
朝になったかわからないほど、落ち込んでいた
「(なんで?)」
「(私ここに来ただけなのに....)」
「ニャーニャーニャー(さみしいよ...)」
彼はいつものように、自分の部屋から出きて、
目からは涙が出ていた彼は急に私を抱きしめた!
「昨日はごめんな!シアンは悪くないのに!」
抱きしめる力が強くて、苦しかった、けど痛みは感じなかった。
「ニャウ(大丈夫だよ)」
「猫に言っても伝わるかわかんないけど、
昔妹がいたんだ、学校でいじめを受けていて、俺はそれを知らなかった、いつも元気にみえてたから、無理して強がってたんだ!」
「言ってくれれば、俺が察していれば!クッッソ!!」
「お前も同じようなことあったんだよな?段ボールで捨てられてたお前を助けれてよかったよ!」
「ってシアンお前泣いてるのか?....ありがとな!お前やっぱりいいやつだ!」
「つい、感情的になっちゃった」
「よし!重たいし外出るか!」
「ニャウン(うん,,,,)」
「これからもよろしくな!」
「昨日も天気よかったけど、今日もいいな!」
「ニャウ~ン(うん!)」
「あっ!そうだ!シアンちょっとスーパーよらして?」
読んでくれてありがとう!
どうだったかなぁ?気にいってもらえたかな?
2話はまた今度!