余命10日の少年
キャラシート
銀凪新里、ゲーム内ネーム、Rumirusu、職業「武士」レベル85、高校2年生
銀凪新48歳、株式会社PMGにつとめている
銀凪美里46歳、専業主婦をしている
天亥凛、ゲーム内ネームリーブス、職業「陰陽師」レベル62、女子大生、教育実習生として銀凪たちのいる北西高校にいる
深海零斗、ゲーム内ネームSEIメイ、職業「呪術師」レベル83。高校2年生
途手模 医者38歳独身
ただ…いつも通りの日々を過ごしていた。それだけだった。
僕の名前は銀凪新里。みんなから銀杏と呼ばれていた現高校2年生だ。
高1のころにいじめにあって僕は他人とリアルで関わるのが怖くなり学校に行けなくなってしまった。それ以降僕はずっとインターネットの海をさまよっている。
そんな僕はとあるゲームをよく遊んでいる。そのゲームの名前は「shaman 」。
いろんな職業や武器を使い、最終的には強くなってきわめたりオンラインでフレンドとボス狩りをするというゲームだ。まぁこれがシンプルながら面白い、いまだに中学時代の友達と遊んだりしている。
今日もいつも通りゲームにログインする。なお今朝の7時30分。全然人がいないのである。
今日は一人で狩りにいくかぁ…と朝から少し憂鬱な気分になりつつ装備を確認してみると、1件チャットが飛んできていた。誰だろうな思いながら確認すると、野良の人からのチャットだった。
リーブス「初めまして!実は今ほしい素材があるんですけど、一緒に来ていただくことって可能でしょうか…?」といった内容だった。1人だと正直難しいところだったから僕は快く「OK!」のスタンプを送った。
リーブスさんとそのボスのところで合流したところで僕はボイスチャットを入れた。
「こんにちは~、よろしくい願いしまーす」軽めに挨拶して相手からの返事を待つ。
相手側もボイスチャットをオンにしたようだ。
「こちらこそよろしくお願いします~」
…まさかの女子だった。僕自身女子とのかかわりが少ないのでどう会話したらいいのかわからなかったが、相手側から会話のボールが飛んでいた
「ルミルス…さんであってますか?しれにしても装備強いですね~」
「はい。ルミルスであってますよ、それと装備もほめてくださりありがとうございます。それにしても職業で陰陽師選ぶ人めずらしくて久節ぶりにみましたよ~」
「はい!私もいつかこの職業の世界ランカーに入ってみたいんですよね~」
「頑張ってください。じゃあそろそろ攻略いきますか」
「一狩り行きましょ~う!」
内心「リーブスさんかわえぇ…」
そうしてボスのいる巣穴へと入っていく…
そして10分後ボス部屋前
「にしてもルミルスさんすごいですね!ここまで10分できちゃうなんて」
「いやいや、リーブスさんのサポートのおかげだよぉ~」
「けどこの先はボス部屋…気張っていきましょう」
「おし!頑張るぞ!」
「お~!」
そしてこの巣穴のボス、大鬼蜘蛛の登場である
「おし!初手から削りますか~」
「スキル発動!陽天の加護、陰影捕縛!」
「ナイス!こっちもスキル発動!鬼神の武士道、雷絶!」
鬼蜘蛛「ぎぃぃぃぃええええぇぇぇぇいぃぃぃ」
リーブスの内心(陽天の加護のバフ、陰影捕縛の被ダメージアップ、鬼神の武士道でどれだけ削れるか…)
「落ち着くにはまだ早いよ!」
そう彼が叫んだ瞬間鬼蜘蛛が毒息を吹きかけた。
「風麟!」「浄化の神風!」即座に毒息を払う。
「あと敵のHPどれくらいですか?」
「ざっと4割位くらい…かなぁ」
ルミルスの内心(そろそろあの技来るけどあれ嫌いなんだよなぁ)
鬼蜘蛛が蜘蛛の糸の柱を4か所に建て始めた
「リーブスさん!炎系の魔法を柱に打ちまくって!俺は3本壊すから!」
「了解しました!ちなみにこの技って何ですか」
「アクラナートって技!ほっとくとバフついた状態で復活するよ」
「だからこれ1人じゃ無理って言われてるんですね!」
「うん!というか壊せた?」
「後10パーセントくらいです!」
「オッケー!これ壊したらチャンスタイム来るからバフためとくね!」
「鬼神の武士道!」
「壊しました!陽天の加護」
「零帝!」
鬼蜘蛛「キギ…」
「やったぁ!勝てました!わぁ…素材がたくさん」
「よかったねぇ」
「あの…よかったらフレンド申請してもいいですか?」
「もちろんだよ!これからも予定があったら一緒にやろうね。」
「はい!明日とかどうですか?」
「いいよぉ」
「わーい!たのしみにしておきますね!」
「うんばいばーい」(同時にさようならのスタンプを送る)
(さようならのスタンプを送り返す)
「ふぅ。久しぶりにあんな強いボスと戦った…というかなんか…あたまが…ぼーっとして…」
ガタン!というともに椅子から落ちる。
1回で朝ご飯を準備していた母から心配の声がかかる
「あんた~大丈夫~?」
父が僕の部屋を開けて青ざめる。
「おいお前!めちゃくちゃ顔赤いぞ!大丈夫か!?美里!お前一応救急車を呼んでおいてくれ!」
「わかったわ!」
新里「意識が…遠のいて…」
「新里!新里!新里ぃぃぃぃぃ」
2分後
けたたましいサイレン音とともに救急車が到着した。
そうして救急車に乗せられ、次に目を覚ましたのは…病身だった。
僕は自分の身に何が起きているからないでこんわくしていると、
医師から衝撃の一言を言われる
「あなたは未発見の病気によっておそらく10日後になくなります」
この話は全てフィクションだよ