表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
スマホくんの大冒険  作者: 船五郎
3/20

お姉さんの彼氏

翌日、お姉さんは出勤する為、スマホくんをカバンの中に入れて、化粧をして、勤め先へと向かった。

 バスに乗り込み、10分ぐらいで勤め先に着いた。

 お姉さんは、駅前のフラワーショップの中に入っていった。

 「おはようございます」

 「おはよう、千秋ちゃん、今日もいい笑顔だね」と店の主人が言った。

 お姉さんは作業に取り掛かった。

 スマホくんはお姉さんのカバンの中にずっと入れられ、退屈だった。

 やがて夕方になり帰宅時間になった。

 「お疲れ様です」

 「お疲れさん、明日もよろしくたのむよ」

 お姉さんは帰宅の途についた。


 お姉さんは自宅に戻ると「はー今日も疲れた、よく頑張ったわ」と言った。

 お姉さんは冷蔵庫から缶ビールを取り出し、プルタブを引きググーっと一気にのんだ。

 お姉さんは「スマホくん、私彼氏にLINEしたいんだけど、私の前のLINEひきつげるわよね?」

 「ええ、LINE IDさえ教えていただければ」

 お姉さんはLINE IDを伝えた。するとスマホくんの顔がLINEの入力画面に変わった。お姉さんは彼氏に今度2人で会わないか?と打った。

 「お姉さん彼氏いるんですね」

 「そうよ、SNSで知り合ったの、すっごくイケメンで仕事がよくできるんだから~」お姉さんはルンルン気分だった。

 「ああ、それから僕の存在は誰にも内緒、ていうことにしてくれませんか?大騒ぎになるとヤバいんで!」

 「でも利夫さんには紹介してもいいでしょ?」

 「利夫さん?」

 「私の彼氏よ!」

 「ええ、それは構いませんけど…」

 「ヤッター、楽しみだわ」

 スマホくんは苦笑した。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ