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幻影龍編

その影の全貌を見たものはいまだかつていない。


その影は海を黒く染め上げる。


幻影龍はかなりおいしく、一匹だけでも漁師の一回の漁の売り上げと同じになるほどの高級魚となっている。


それはなぜか、この魚すべてが雑食であり、なんでも食べてしまうからに他ならない。

その対象は人間であっても等しく獲物として狙われてしまう。


それでも海の男たちは、高級魚を追い求め海に挑むのをやめない。

そこにはロマンが待ち構えているから。




「その怪物は、幻影龍が好物で幻影龍しか食べない特殊な生物だが、あの巨体で空に舞い上がり波を起こし時には、船をも海底に引きずり込む」


ベテランの漁師に伝わる伝承であるが、ただの伝承ではなく実際に幻影龍があらわるところに必ずいるといわれている。


この怪物こそが、幻影龍の正体ともいわれている。


「幻影龍とは、魚群を指し示す言葉ではない。その中で巣くう怪物のことだ。あれは小魚に隠れたハンターだ」


この伝承に海を知らぬ者たちは笑いさげすみ、この高級魚を追い求め消息を絶って行った。


この書に記すは幻影龍という怪物が、魚群なのかそれとも本物の怪物なのか、それを追い求めた男の生涯の記録とする。








以降は白紙

大海原の祖編はお待ちください。

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