二十三話 大金
昨日は投稿出来なくてすみません。ゲームをやっていたら時間が無くなってしまいました。
本当にすみません
俺達の目の前には大きな城門が口を閉ざして構えている。
門番がこちらに向かってくる。
「城には招待が無いと入れないぞ」
威圧感のある声でそう言ってきた。
そんぐらいしないと舐められてしまうからだろう。
「招待を受けた。これが証拠」
ホムラがそう返して、城からの手紙を渡す。
「分かった。少々待っていてくれ」
門番の一人がそう言って城の中に走っていく。
少ししてから門番が戻ってきた。
「あの英雄様だったのですね。どうぞお入りください」
門番の物腰が柔らかくなった。
門を開けてくれたので無事に入ることが出来た。
門が開くと城のお迎えの人が立っていた。
「エンジ様とその御一行様ですね。城内をご案内いたします。」
燕尾服を着た若い男の人が、お辞儀をしてからそう言った。
「お願いします」
取り敢えずその人について行った。
城の中は、絢爛豪華という言葉がこれ程までに似合う物があるのか、という感じだった。
城の豪華さに視線をあちらこちらにキョロキョロしていると、あっという間に目的の部屋に着いたようだ。
「エンジ様、こちらが客間になっております。準備が整うまで、こちらで少々お待ち下さい」
「分かりました」
客間は結構広く、部屋の中央に置いてあるソファはふかふかで人をダメにするほどの物だった。
メイドの人がお菓子とお茶を持ってきてくれたが、日本でも滅多に食べれないほどの美味しさだった。
待つこと三十分。少し長いと感じたが、王様が謁見するのだ、そのくらいが普通だろう。
客間から少し歩いて、大きな扉の部屋の前にきた。
「エンジ様と御一行様、陛下が参られますのでくれぐれも失礼の無いように」
「分かってます」
扉が音を立てて開く。その先には、真っ赤な絨毯とその両サイドに立つ兵士の方々。王座から少し離れた所に貴族達が立っている。
王座の前に向かう。すると、厳かな声が広間中に響く。
「国王陛下のおみえです」
俺達は膝をついて頭を下げた。
「顔を上げたまえ」
低い声が響く。
顔を上げると、豪華な服を着た目つきの鋭い中年くらいのおじさんが王座に腰掛けていた。
「今日は魔王幹部の討伐の褒美を与えたいと思いここに呼んだ」
「有り難うございます」
「まず、この国に自由に出入り出来る通行券の発券だ。この券は戦争時でも使える。次にミスリル貨五枚と金貨二十五枚だ」
「有り難うございます」
「ではこれで以上だ」
「国王陛下が退場いたします」
国王が退場し、無事に終わった。
俺の手にはミスリル貨の入った木箱と金貨の入った袋がある。
要するに俺の手には5億二千五百万があるということだ。
もう汗だったらだらでヤバいことになっている。
城の外に出たのだが、皆俺の方を見ている気がしてならない。
「エ、エンジ様そのお金は仕舞われた方が良いのでは?」
「そ、そうだな、そうしよう」
すっかり忘れてたが、俺達にはマジックバックがあるのだ。
すぐに仕舞って取り敢えず宿に行こう。話はそれからだ。
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