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戦闘狂世界を渡る。  作者: 南十字
第1章 [始まり]
13/68

十二話 旅立とうと思うんです。

 魔物供を皆殺しにした後、丁度お昼時なのでホムラ達と合流して食事にすることにした。



 商店街で歩いていると、前からホムラが走ってやってくる。



 俺の目の前で止まった。


「ご主人様。観てください新しい服を買ってきました。」


「おお!似合ってるぞ。」


「ありがと」


 ホムラと離していると遅れてギルドのお姉さんがやってきた。


「はぁ、ホントに甘ったるいですね。」


 なんのことだろうか?


「なんのことだろうか?って顔しないでください。新しい服を買ってホムラさん、何て言ったとおもいます?

 ご主人様に見せたい。ですよ!?

 何なんですか!私には彼氏も居ないのに!」


 そうだったのか。可愛い奴だな。

 八つ当たりで若干キレてるお姉さんを横目にホムラを撫でてやる。幸せそうな顔でこっちまで癒される。


「大丈夫ですよ。お姉さんは美人さんなんですから。」


 そう言ってお姉さんをフォローすると顔を紅くしてる。


「な、な、なななっ」


 お姉さんがバグってしまった。



 お姉さんが治ってからお姉さんお勧めの店に入る。


 

 シンプルでモダンな造りで落ち着く雰囲気だ。



 取り敢えず料理を頼んで待っていると、お姉さんが話しかけてきた。


「それで、魔物の狩猟はどうだったんですか?」


「ああ、楽しかったですよ。魔物を寄せる匂い玉を使ったら百体近くの魔物が襲ってきて、なかなかにストレス発散できました。」


「ひゃ、百!?それで無傷だったんですか!?」


「ええ、その後ギルドに素材を売りに行ったら、ホントにFランクなのかって疑われましたよ。ハハハッ!」


「ハハハッ!じゃないですよ!貴方をCランクに昇格させる話があったんですが、もう確定ですね。」


「まじすか」


「ホムラちゃんとエンジさんはCランクでも通用する力があるので。この前の狼は、BランクもしくはAランク程の危険度だったんですよ。」


 そうだったのか。結構すぐ片づいたが、そんなに強かったのか。


「へぇ結構すぐ倒せたんですがね。」


「まあ、貴方達の技量とその武器の切れ味のおかげね。確かに柔らかかったけど、それでも素早い動きと風魔法が厄介なんですよ。」


「確かに炎が吹き飛ばされた。」


 ホムラがそう言ったが、確かにそうだな。だけど風の動きが炎のおかげで判るから相性は良かったな。


 

 そうやって話していると、料理がやってきた。

 俺は魚のムニエル、ホムラはステーキ、お姉さんは生ハムのサラダだった。

 この街の主食は小麦なので、パンにムニエルを挟んでなんちゃってハンバーガーにして食べた。うん、美味しい! 


 

 そういえば、お姉さんに話さないといけない事があったんだ。


「お姉さん。俺達旅に出ようと思うんです。」


「そうなんですね。寂しくなります。」


「取り敢えず良いとこないですかね?」


「行き先決めてないんですか!?」


「いやぁ成り行き旅でいいかなと」


「はあぁ、ウィールデン国とかどうです?少し遠いですが、周りの魔物が此処よりも強いので貴方には丁度いいでしょう。」


「それなら血が滾りますね。」


「獣人への差別も無いのでホムラさんも安心ですよ。」


「大丈夫。もし変な奴が来たら燃やすから。」


 おおう。ホムラさんカッコいい。



 食事を終えた後、お姉さんは用事があるらしく解散となった。


 

 午後は旅に必要な物を準備して一日が終わった。

 読んでいただき有り難うごさいます。誤字脱字などがありましたら指摘していただければ有り難いです。

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