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04:女神よ、われらにはあらで



 ジェラール・ド・モレーは、もとは王国騎士で、シルゴン城の小領主であった。

 十年前、ある出来事をきっかけに出家して修道士となり、王都の小教会の司祭職を経て、聖エリゴス騎士修道会に入団し、修道士にして騎士という特殊聖職者――すなわち修道騎士として、教皇国から再叙任を受けている。


 当初、団内では経理次長の地位についていたが、五年前、総長の引退にともない、教皇国の推薦を受けたジェラールが新たに総長職をつとめることになった。

 この時期、教皇国は本腰を入れて西方諸国の魔女狩りに乗り出しており、そのための能力を各国の修道会に求めていた。


 すなわち異端者の捜索、捕縛、尋問、処刑、情報操作などの仕事を、迅速かつ確実に執行しうる実力である。

 ジェラールは世俗の騎士あがりではあるが、ある事情により、個人として、異端者という存在にきわめて強い執着を持っており、教皇国が騎士修道会の長へ推薦するに足る能力と強固な意志を備えた逸材であった。


 ジェラールの総長就任後、その指揮のもと聖エリゴス騎士修道会の魔女狩りはいよいよ酷烈さを増した。

 わずかでも異端の疑いがあれば、誰であれ身分に関わらず片端から捕縛して異端審問にかけ、自供を取って火刑に処す。遺灰は墓に入れられることなく、二度と世に甦ることのないようにと、アレーシ河に流され、存在自体を抹消されてしまう。


 そのあまりにも仮借なき仕事ぶりは、王国の都雀を震えあがらせ、エリゴス騎士は容赦なし――と、街辻にひそかに謡われているほどである。

 なお、女神教における「魔女」とは、女神の法と教理に逆らう女、すなわち異端者の女性を指す呼称であるが、「魔女狩り」は性別に関わらず、異端審問と、それに関連する全般の事柄を指す俗称として用いられていた。


 当然ながら、魔女狩りに遭って刑場の露と消えた人々には、男性の異端者も数多く含まれている。

 いずれにせよ、教皇国にとって、また聖エリゴス騎士修道会にとっても、レダ・エベッカの出現は、あまりにもイレギュラーな事態であった。


 異端者に認定されながら、浄化の火に焼かれることなく、女神の忠実な使途たるエリゴス騎士たちを返り討ちにするなど、到底容認しえぬ事件である。

 また、教皇国から、いわば魔女狩りの手腕を見込まれて総長の座にあるジェラールとしても、看過できる状況ではなかった。


 ――レダ・エベッカとその与類を、余さず滅ぼすべし!


 ジェラールの厳命一下、王都駐屯の軍団が続々と砦に入ってきた。

 さらにジェラールは、王国内の諸地方に点在している修道会の各支部へ、早馬と伝書鳩を飛ばし、主要街道の封鎖、州境および国境の厳重警戒を指示し、エベッカ村への包囲網を幾重にも張り巡らせた。


「出発の準備は、およそ調いました。しかし、決して油断なさりませぬよう」


 いよいよ出発前夜という頃あい。

 異端審問官ヘルモウが、ジェラールに告げた。


 ヘルモウは教皇国から派遣されてきた高位司祭で、修道騎士ではないが、エリゴスの顧問と異端審問官を兼任している。


「あの者……レダ・エベッカは、私の尋問に小揺るぎもせず、また肉体的精神的なあらゆる拷問にも耐え抜いた化け物です。あやつは最初から苦痛などまったく感じておらぬようで、いくら厳しい拷問を繰り返そうと、まるで手ごたえがありませんでした。私もこの仕事に就いて以来、これまで様々な異端者を見てまいりましたが、あのような不気味な存在に接したのは初めてです。あれは、普通の子供などではありません。もっと得体の知れぬ存在です」

「そのへんの報告は聞いている」


 ジェラールは、にべなく応えた。


「そもそも、たった五歳の子供が、素手で火刑場の鎖を引きちぎり、マルシャックたちを殺しているのだ。ただの異端者でないことぐらい、誰にでもわかる。何かしら特異な能力を持つ者……それこそ、人間ではなく、怪物のたぐいなのかもしれん。……だが、たとえ魔女であろうと怪物であろうと、レダ・エベッカが女神の敵ならば、ただ討ち滅ぼすのみだ」


 翌朝。

 エリゴス塔に集結済みの騎士、軽騎兵、歩兵、弓手など各兵種、総勢三千以上もの兵力が、一斉に砦門前に整列した。まばゆい朝陽の下、居並ぶ鎧甲剣槍が虹のようにアレーシ河の水面に照り映えている。


 ほどなく、総長ジェラールが全軍の前に姿を現し、各軍団長、高級将校、大司祭ら幹部級の人々を従えて将台に立った。


「すでに詳細は伝達済みのはずだ。我らは正義を執行する! 奮励せよ諸君! 聖なる女神エンリルとシモーヌの加護ある限り、勝利は我らとともにある!」


 ジェラールの訓示は、たちまち電流のように人々の背を撃ち、諸軍の姿勢を正させた。


「我らの敵は、行手をさえぎる異端のみばかりではない。我らの心にひそむ弱さ、そこに付け入るあらゆる悪しき誘惑を退け、強固な意志で艱難に耐え正道を歩み、世々永遠に女神の正義を示すことこそが我らの使命である! ――女神よ、われらにはあらで、御身の御名に栄光を与えたまえ!」


 叫ぶがごときジェラールの宣誓に、全軍の将士も声を揃えて高々と唱和した。


「女神よ、われらにはあらで、御身の御名に栄光を与えたまえ!」


 おごそかなる宣誓の声は、王都の朝空を圧して響き渡り、全軍の士気は、いやがうえにも奮いたった。

 これは聖エリゴス騎士修道会の会則冒頭にある標語である。私利私欲でなく、自分たちの行いによって女神の栄光がいや増すことを望む――。


 この純真無垢というべき無私の精神は、初代総長たる聖者エリゴスが、自ら会則に刻み付けた聖訓といわれ、以来脈々と組織に受け継がれてきた。

 聖エリゴス騎士修道会――正式名称「シモーヌの貧しき騎士にして聖域の守護者たるエリゴス修道会」――こそは、過去四度に渡る古帝国との「聖戦」において、常に先陣を切って力戦奮闘した西方最強の戦闘集団であり、彼らの強靭な肉体と、それを裏打ちする強固な精神力の源泉が、この標語に集約されている。


 正義の確信を得てこそ、人はいかなる残酷苛烈な行いにも手を染めうる――。

 彼らは、その正義を体現する集団であった。






 王都から隔たること千里の南方、カスティージャ地方。

 山岳と平野の起伏豊かな山紫水明の地として、また王国有数の葡萄酒の名産地として知られる。


 領主のカスティージャ伯は、若年から王宮に仕えて尚書職までのぼり、貴族官僚の取りまとめ役をつとめてきた。

 老境に入り、中央の政争に複雑化の兆しが見えるや、早々に門地へ退き、現在は温厚篤実な地方領主として、まったく田舎の好々爺然と振舞っている。


 晩秋、淡い水色の空遠く、たなびく雲の影を引いて、鴻の一群が南へと渡ってゆく。田園の麦はもう刈り尽くされ、黄色い枯れ草が、ただ風になびくばかり。

 そのうららかな情景のなか、馬蹄の響きも高らかに、黒衣黒馬の騎影が土煙をあげて田野を駆け抜け、カスティージャ伯の領館の門前に馬を止めた。


「ほう、エリゴスの騎士どのですか。これはまた、何用ですかな」

「魔女レダ・エベッカの件は、もうお耳に入っておりましょう」


 家僕から来客を取り次がれ、カスティージャ伯が応接に出ると、黒衣の騎士は、挨拶もそこそこに話を切り出してきた。


「教皇国の依頼により、わが修道会が追討の兵を出し、すでに三千の戦力がエベッカ村へ向かっています」


 そう聞かされるや、カスティージャ伯は、いかにも驚いたように眼を見開いた。


「なんと。そんなことになっておりましたか。なにぶん田舎なもので、王都の情勢など、なかなかここまで届きませんでな」

「ついては作戦完了まで、カスティージャ伯領には全面的なご協力を願いたい。具体的には部隊宿舎の提供、また食料馬匹など軍需物資の供出をしていただきたく」

「なんですと? 急に、そのようなことを申されましても」

「これは総長閣下からの書簡です。ご一読ください」

「どれ……」


 手渡された書簡を開き、カスティージャ伯は黙考しばし、難しげに目元を細めていたが――。

 最後の一行を読み終えるや、何やら、翻然と悟ったもののごとく、やがて顔をあげ、慇懃に告げた。


「ご依頼、承知いたしました。これも女神のお導きというものでしょう」

「おお、それは有り難い。本隊は明日にも到着いたすゆえ、万端準備のほどを」

「協力は惜しみませぬ。総長どのには、どうかよしなに」

「必ず伝えましょう。女神の栄光が、あなたがたとともにあらんことを」


 色よい返事を受け取るや、黒衣の騎士は上機嫌で黒馬に飛び乗り、立ち去った。

 その後姿を見送りつつ――伯爵の老顔は、複雑な皺を寄せていた。


「レダの予測通りになったか。あの子は本当にすべて見通しているのだな」


 伯爵は独り呟くと、踵を返し、家僕らにこう命じた。


「これから、プリカのところへ行く。馬を引いてこい」






 カスティージャ伯とレダは、レダが魔女狩りで連行される以前から、互いに見知って、すでに気脈を通じていた。

 きっかけは、エベッカ村の徴税官の不正事件である。


 レダが村の貢納品の目録を作成し、カスティージャ伯の領館へ送りつけたことで、徴税官が規定よりも多量の税を取り立て、その差額を懐に入れていたという事実が発覚した。

 あまっさえ、その徴税官は王都の商人と結託して領内各地の産物を勝手に売り捌いていた。少し調査するだけで、余罪が続々と明白になったのである。


 当然、カスティージャ伯は赫怒し、この徴税官をただちに獄に下して、死罪を宣告するつもりでいた。

 と同時に、目録を送り付けて来た張本人であるレダ――当時まだ四歳――を証人として、両親ともども領館に呼び出そうと、書簡をしたためていた。


 ところが、そのレダのほうから、呼ばれる前にひょっこりと、カスティージャ伯のもとへやってきた。エベッカ村の数少ない共有財産である驢の背に乗って。


「エベッカ村のレダだよ。よろしくな、領主のじーさん!」


 明朗闊達な笑顔とともに放たれた、そんな四歳女児の第一声に、カスティージャ伯は驚くやら呆れるやら、しばし返す言葉もなかった。

 しかし、少し話し込んでみると、決して外見通りの子供ではなかった。


 レダはエベッカ村ばかりでなく、カスティージャ地方全域の地理、歴史、住民の気質、産物、流通などの事情について、カスティージャ伯以上に精通していた。

 さらに、いま領内で発生している数々の諸問題に、明確な対処法を示すことまでやってのけた。


 では試みに――と、カスティージャ伯は古今の歴史や政治について、様々な質問をぶつけてみたが、すべて打てば響くごとく、的確な回答が返ってきた。

 口調や態度は粗野で、礼儀など、まったくわきまえていなかったが……。


(これは、尋常の子供ではない)


 カスティージャ伯は、すっかりレダに傾倒してしまった。魅了されたというも過言ではない。

 いわゆる神童というものは、たびたび世に現れ、年齢に似合わぬ才能と圭角を発揮して人を驚かせるものである。


 が、レダの器量は、そんな範疇には到底収まりきらない、とカスティージャ伯には感じられた。

 その挙措態度、言動などの端々に見えるものは、ただの才気走った子供のそれではなかった。


 さながら過去の記録に語られる英雄か豪傑のたぐいが、幼児の姿で降ってきたかのように、伯には見えた。

 ホットミルクが好物らしく、そこはいかにも外見相応の嗜好であるようだが。


 伯がレダを気に入った理由のひとつに、女神教に対するスタンスがある。

 レダは、女神教の教義そのものには深く触れなかったが、女神の実在については明確に「肯定」し、そのうえで、教皇国や各地の教会が魔女狩りに狂奔している現状には否定的な見解を示した。これには伯もまったく同意見で、二人はこの点でも意気投合した。


 そのレダが、件の徴税官の処分について、伯に提案してきた。

 あえて明確な裁きを行なわず、野に放ち、泳がせておいてほしい……と。


「なぜかな? あれを放っておけば、おそらく逆恨みでろくでもないことをしでかすだろう。あるいは、きみや村の住民に害をなすかもしれんぞ」


 そう懸念を示す伯へ、レダはイタズラっぽく笑ってみせた。


「あれには道具になってもらう。ちょいと一言、吹き込んでやれば、こちらの思惑通りに動いてくれるだろうさ」


 レダは、罪人を何かの目的に利用するつもりでいるらしい。

 その目的の詳細を聞かされ、伯は驚愕したものの、レダの確信に満ちた言動と態度にほだされ、彼女の望む状況を伯の一手でつくり出してやることにした。


 すなわち、獄に下していた徴税官へ、わざわざ「エベッカ村の女児レダの告発により」という一文を加えて懲戒免職を宣告し、そのまま釈放したのである。

 それを見届けると、レダは満足げに領館を辞して、エベッカ村へ帰って行った。


 ほどなく、エベッカ村へ聖エリゴス騎士修道会の騎士が派遣され、レダが魔女の嫌疑を受けて王都へ連行された――という風聞が、伯のもとにも届いてきた。

 罷免された元徴税官が、釈放後、エリゴスの支部に駆け込んで、レダに異端の疑いありと告発したものという。


(本当に、あの娘の言った通りになったな。さて、どう転ぶものやら……)


 相手は悪名高きエリゴス騎士団。レダはいかに状況を切り抜けるつもりなのか――伯には想像もつかない。すっかりレダを気に入っていた伯は、やや気を揉んで、事態の推移を静観していた。

 それからほぼ一ヶ月――王都から新たな情報がもたらされる前に、あろうことかレダ当人が、何の前触れもなく、再び伯のもとへ元気な姿を現した。


 黒い三角帽子をすっぽりと被り、炎のような真紅のドレスをひるがえし――巨大な四枚羽の怪鳥の背に乗って。


「よっ、領主のじーさん。戻ってきたぞ!」


 服装が少々変わっているが、それは些細なことである。いきなりレダを乗せてきた黒い怪鳥の存在に、伯は度肝を抜かれた。


「なに驚いてんだよ。アタシが魔女だってのは、前に打ち明けただろ? 魔女には使い魔がつきものさ」


 レダはそう説明して、からからと笑ってみせた。

 使い魔――といわれても、何のことやら伯にはよくわからない。


 ただ、図体こそ大きいが、良く飼い慣らされているようで、特に人に危害を加える様子はなかった。レダが問題無いと言うのだから、そこは心配無用ということだろう――。

 なにより、当のレダの、以前と変わらぬ闊達ぶりに、伯は胸をなでおろし、歓んで領館へと迎え入れた。


「いや、よくぞ戻ってくれた。異端の判決が下り、火刑の日取りまで決まったと、王都から報告が来ていたのでね。私も気が気じゃなかったんだ。これまで、エリゴスの魔女狩りに遭って、無事に帰ってきた者など一人もいなかった。きみが初めて、それをやってのけたわけだ。やはり、レダ、きみは『本物』だったのだな」

「たりめーよ。前にそう言ったろ。『本物』の魔女は、火で炙られたぐらいじゃ死なねーってな」


 レダは得意満面、伯が用意した甘いホットミルクを、ぐぐっと飲み干した。


「うめー! ここのミルク、ほんとに旨いな!」


 満足げに一息つくや、ふと、レダは表情を引き締めて、伯を見据えた。


「んで、じーさん。ここまでは、だいたい予定通りに進んだが……肝心なのは、ここからだ」


 伯もうなずいた。


「エリゴスに逆手を食らわす……か。この後、彼らはどう動くかね? きみには予想がついているのか」

「確実に、エベッカ村へ兵を進めてくる。たとえそこにアタシがいてもいなくても、どうかしてアタシの親類縁者知人、全員とっ捕まえて、残らず火炙りにしなきゃ、アイツらとしては、おさまりがつかねえだろうからな」

「なるほど、いかにもありそうなことだ。対処はいかに」

「もう考えてある。そのために来たのさ。悪いが、ちょっとばかし、じーさんにも迷惑をかけることになる」

「なにかね?」

「アイツらを誘導してもらいたいんだよ。じーさんの孫……プリカっていったか? その子にも、間接的にだが、協力してもらわなきゃならん。そこでだ……」


 レダは、胸中の一策を、伯の耳にささやいた。


「むむ。うちの孫が? 本当にそのような――いや、それはそれとして、成算はあるのだな?」

「とーぜん」


 レダは、ぐぐっと胸を張ってみせた。


「この一手で、アタシはエリゴスを完膚なきまで叩き潰す。そうなれば、これまでエリゴスの武力と権威に抑え込まれていた勢力が息を吹き返し、動きはじめるだろう。この王国にも、そういう手合いは少なからずいるようだしな」


 レダが述べると、伯は、なにやら思い当たったように手を打った。


「なるほど、ノガレの小僧と接触する気だな?」

「そう。王国宰相ギョーム・ド・ノガレ。まだ直接の接点はないが、多分、アタシとは気が合うんじゃないかと思ってさ」

「それは、よいところに目を付けた。あれのことは、私もよく知っておる。もとより、あやつは教皇国の権威など、たいして意に介しておらん。ただエリゴスの武力と財力は、王国宰相といえど無視できぬ。逆に言えば、エリゴスの圧迫さえ排除できれば、あやつは必ずきみと協調できるはずだ。そうなれば、魔女狩りなどという愚行を、わが国から一掃することができよう」

「ああ。アタシもそれを望んでいる。もっとも、そのために、じーさんの財産を、ちょいと目減りさせちまうことになるが……」

「気にせんでいい。壊れたものは、また直せる。だが、これまでに失われた生命は、もう取り返しがつかぬ。そして、これから失われたかもしれぬ無辜の生命を救うためなれば、わずかな損害などなんであろう。誘導の件は、任せておきたまえ。プリカにも、すぐに話をつけておこう。そちらも、うまくやってくれよ」


 二人は力強くうなずきあい、ホットミルクで杯を交わした……。

 黒衣のエリゴス騎士が、総長ジェラールの書簡を携え、伯のもとへ来訪したのは、レダが領館を辞して、わずか数刻後のことだった。



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