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第三作『仮面ライダー龍騎』/第四作『仮面ライダー555(ファイズ)』

〇第三作『仮面ライダー龍騎』

 2002年2月~2003年1月放送。キャッチコピーは「戦わなければ生き残れない!」(Wikipediaより引用)。

それまで一般的に正義の味方として扱われてきた仮面ライダーですが、龍騎あたりから雲行きが怪しくなる場面が時々あります。龍騎の一番の特徴と言えば、ライダーバトルです。それまで二人か三人しか出てこなかったライダーが、この龍騎では十三人も登場します。そして最後の一人になるまで戦って殺し合うという衝撃の設定。仮面ライダー側のドラマと怪人側のドラマ、両方に焦点を当てるというよりかは、仮面ライダー同士の野望や願望のぶつかり合いと言えます。主人公・城戸真司が変身する仮面ライダー龍騎は正義の味方らしいイメージですが、中には脱獄囚が変身する仮面ライダーもいます(仮面ライダー王蛇(おうじゃ))。

 幼稚園の頃くらいに映画をちらっと見た記憶があるくらいで、ほとんど何も覚えていないのですが、ストーリー展開をいろいろ調べて見る限り、最初から最後まで衝撃的な展開が続くようです。知らないのをあまり語ってもあれなので、これくらいにとどめておきます。平成仮面ライダーと言えばコレ……とは言えないような気がしますが、実は龍騎がきっかけで平成仮面ライダーがシリーズ化したのだとか。


〇第四作『仮面ライダー555(ファイズ)』 おすすめ度:★★★(3)

 2003年2月~2004年1月放送。もう14年も前なんですね……。主人公・乾巧役は半田健人さん。半田さんだけでなく以降の仮面ライダーの主役、加えて脇役も当てはまったりするのですが、いわゆるイケメンが多いです。女性陣にとっては目の保養になるかも。

 僕個人的には、『平成一期の仮面ライダー、何見たらいい?』って聞かれたら、555をお勧めします。展開も明るいとは言えず、シリアスな場面が続いたりもしますが、前回お話しした「怪人側のドラマが濃く描かれている」典型的な作品だと感じます。555では怪人はオルフェノク、と呼ばれるのですが、オルフェノクも実は元人間で、死んだ後何らかの理由でオルフェノクとして覚醒し、人を襲うようになります。人を襲うことで仲間のオルフェノクを増やすことにもつながります。しかし人を襲うことはできない、オルフェノクと人が和解する道はあるはずだ、と模索する人物も登場します。そこで主人公は人の醜さや必ずしも悪であるとは限らないオルフェノクの存在を知って、戦うことが果たして正義なのか苦悩し始めます。またいわゆる善の心を持つオルフェノクも、自分自身が人間を襲いうる怪物の姿になってしまったことを深く悩みます。オルフェノクは全て人類の敵、と考える人間をどう説得してゆけばいいのか、悩みながらも試行錯誤を重ねます。

 最近のドラマに比べるとちょっとだけぎこちないところとか、見てるこっちがちょっと恥ずかしくなるようなところもあったりしますが、時々姿を見せるかっこいい名言が光りますし、何より感情と感情のぶつかり合うシーンが多く見られ、それに伴ってやはり感動する場面が多いです。単に子どもの見るものという扱いではなく、いい大人になってから見ても深いドラマとして楽しめる作品の代表だと思います。

 ただオルフェノクが人を襲うシーンにちょっとホラーの要素があります。子どもの時見ていて結構怖かった記憶がありますので、そこのところだけご注意ください。


 余談ですが、この仮面ライダー555の後半のストーリーにおいて重要な役割を果たすオルフェノクがいます。それがこの作品がデビュー作となる、綾野剛さんです。これは結構意外な話。仮面ライダーの主役やあるいは脇役を務め、その後仮面ライダー俳優として一世を風靡された方は数多くいらっしゃいますが、怪人側出身というのは非常に珍しいことだそうです。


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